第4話 嫉妬

「はぁーだり〜」

「本当それな!まじかったるいわー」

俺は今教室で友人達とさっきからだるいだるい言っている、それもそのはず今の季節は夏、暑すぎて学校にいるのはまじ地獄です

「貴方達そんなだらけた格好してないでもっとビシッとしなさい」

「チィッわかってますよ」

恋人な陽菜が教室でだらけきっていた俺達に向かって注意してきた、学校の陽菜は鬼の風紀委員上級生やカースト上位の生徒でもお構いなし、すげよなぁ、そんな陽菜だが別に学校で嫌われているわけではない

「あの西篠さんここの問題が分からないんだけど教えてくれない?」

「分かりました、そこはですね」

そう陽菜は不真面目な生徒にはとても厳しが普通の生徒には厳しくないむしろ優しい、なので陽菜は学園内じゃかなり有名だ


「はぁ〜西篠様」

「今日も綺麗だ」

「あの凛とした表情西篠様はこの学園の象徴だなぁ」

ほらあそこの連中は完全に陽菜を崇拝している、まぁあの美貌で誰にでも優しかったらそりゃぁ憧れるよな、けどあいつらも俺が陽菜の恋人とは思ってないだろうなぁ

俺はこの後もかったるい授業受け放課後になったので帰ろうとしたが校舎裏に陽菜の姿が見えたので後を追ってみた


「あの!西篠陽菜さん単刀直入に言います、好きです付き合ってください!」

なんと、校舎裏で陽菜に告白している男がいた、その男はさっき陽菜を影で崇拝していたやつの1人だった

「ごめんなさい、貴方の告白は受けられないわ」

「なんでですか!」

「それを貴方に言う必要はありますか?」

「それは、そうですけどもしかして他に好きな人がいるとか!」

すみませんそれ俺です!

「それを言った貴方に何の得があるのですか?しつこい人は嫌いです」

あっやべ〜陽菜だんだん不機嫌になってる、男の子君もう諦めなさい、これ以上続けると一生話せなくなるぞ!

「分かりました、今日な所は諦めます、まざまざ時間を作っていただきありがとうございます」

そう言い男の子はその場を去った、それと入れ違いに俺は陽菜のいる校舎裏に向かった

「よう、お疲れ」

「何、覗き見したいなの?」

「たまたま見えただけだよ」

「そう、今日の男はかなりしつこかったわね」

彼女は少し不機嫌だからかいつもより口数が多い、まぁ陽菜はしょっちゅう告白とかラブレターとか貰っているししょうがないか・・・でも不機嫌なのは陽菜だけじゃない


ギュ〜

「どうしたの?珍しい」

「そりゃぁ彼女が他の男に告白されたら少しは不安になるんだぜ」

そう俺も嫉妬ぐらいするそりゃ陽菜は人気者だからしょうがないけどやっぱり不安なのは変わりない

「あなたも結構嫉妬深いのね」

「悪いかよ」

「別に悪くはないわよ私は嫉妬は悪いことだとは思ってないもの」

「そんなのか」

「ええ、嫉妬と言うのは相手に興味がなかったらそもそも発生しないのよ、興味もない相手が他の子とどうしようが何も思わない」

俺は陽菜の言葉に納得した、ん?てことは・・・

「陽菜はやっぱり俺の事好きって事だよね!」

「・・・・・・」

あれ?なんか変な事言っちゃったかな?

「好きじゃなかったら付き合わないわよ」

「//////」

そう言い残し彼女は校舎裏を後にした

「不意打ちはずるいよ///」

その後俺は一人校舎裏でうずくまっていた



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堅物風紀委員会は俺の彼女 さとhs @satohs

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