第3話 写真

 俺は膝枕の休憩の後またスパルタ勉強を受け何度か死ぬかもと思ったが何とか今日1日をやり遂げたこれも彼女のため

「お疲れ様、はいコーヒー」

「おうサンキュー、なんかいつもより上手く感じるな」

コーヒーの味はいつもと同じのだが何故か美味しく感じた

「慣れない勉強を頑張ったからよ、葉介今日はすごく頑張っていたもの」

この後も少し会話を楽しんでいると陽菜があるものを発見した

「葉介、これって中学時代の葉介?」

「ああそうだな、懐かしいなぁ」

陽菜が見つけたのは俺が中学時代の写真、ほとんどの写真が友達との写真だった

「貴方って中学時代の時からこんなんだったのね」

「こんなってひどい言い方だなぁ」

陽菜が中学の俺の写真を見て酷いっことを言っているが、それでも陽菜は少し写真見ながら笑っていた、しかしその時間はあっという間に終わりを告げた

「どうした急に固まって・・・なぁ!?」

「ふぅーんずいぶん楽しそうねぇ」

「いっいやこれは〜」

陽菜が見つけた俺が女の子と抱き合っている写真しかも1枚や2枚じゃない数十枚も出てきた

やばい!

「陽菜これは、その〜」

「別にどうとも思ってないわよ」

嘘だ!絶対気にしてる!だってさっきから目を合わせてくれないし!

「あのなこれは少し女子たちが俺を揶揄ってるだけで、別にやましいことがあったわけでは」

俺は早急に陽菜へのフォローに入ったのだか

「これも雌達が揶揄っただけなやかしら?」

女子達の写真の中にはキスされている写真も混じっていた口じゃなくて頬にだけど

「あの〜これは〜そのですねぇ」

「どうしました赤羽君別に中学時代の話ですし、貴方が何をしてようが私にとやかく言う権利はありません」

「ついに苗字呼びになった!」

「全員可愛いわね、それにすごいおしゃれ」

「それはぁ」

「それに赤羽君もまんざらでも無さそうだし」

「ごめんなさいねこんなふうに愛想がなくて」

やべぇ〜完全に陽菜のやつ不機嫌になってる、こんな不機嫌になったのて久しぶりだなぁ、あの時は確か・・・てっ!今こんなこと考えてる場合じゃない!

「さて、それじゃあそろそろいい時間ですし、今日はもう解散でいいでしょう」

やばい!彼女が帰る準備を始めた、何とかして機嫌を治さないと明日以降会う時にまた目を合わせてくれなくなる!

「あの陽菜!」

「何ですか赤羽君話なら手短に」


「ごめん!」

俺は彼女の前に立ち誠心誠意謝ったこんなちゃんと謝ったのは初めてかもしれない

「今回の件で陽菜が嫌な気持ちになったのは本当に申し訳ないと思う、その写真もこの後処分するし、それに今はもう陽菜一筋だから!」

俺は今思ったことを陽菜に話した、反省の弁を述べている時彼女は真っ直ぐ俺を見ていたが、何も喋らずただ俺を見ているだけだった

「ふふ、冗談です、からかい過ぎました」

「へ?」

無言の空間から陽菜が口を開いたと思ったら、想像をしていなかったセリフに俺は唖然としていた

「すみません、ちょっと揶揄ってみただけで、本当にあんなふうに思っていませんよ」

「本当か?」  

「嘘ついてどうするんですか?」

陽菜は最初から怒ってはいなかった、ただ俺を揶揄っただけ、でもこんな冗談は今回限りにしてほしいです。

「なぁ〜んだ!良かった!振られたらどうしようかと思ったよ」

「大袈裟ですよ、でももし今後このような写真の事があったら・・・分かりますね」

「はい」

もし浮気とかしたら絶対やばいなぁするつもりないけど。






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