266坂 そして一年
「……」
2月22日22時22分22秒。
ははは。
今年も見たな。
だが、デートしてた去年と違い、今年は少々きな臭い。
ガララ──────────。
都市型の迷彩服を着たブタがスケボーにのって坂道をおりてきた。
こっちだと合図している。
「行くぞ、マリア」
「分かったわ、陽平」
美人で若い金持ちの妻をもったはいいが、狙われる危険もあるからな。
ブタが助けてくれてよかった。
五十代のオッサンじゃ、いろいろキツイてなもんだ。
いまはなんとか逃げ切って、家に帰ってやるぜ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます