愛情とはなんなのか。それを考えてみると妄想してしまいます。

今作は異種間恋愛です。
でも恋愛は一方通行で、相手はそっぽも向いてくれはしないのです。
毎日のように手入れしても、けっきょくは振り向いてくれさえしないのです。
こんな純愛は見たこと在りません。彼女(?)はそれほどにクールでとげとげしいのです。
一つの愛の形が、ここにあります。でもそれは平凡な愛ではないのでしょう。それこそ、親族から疎まれるぐらいに。
親族からの同意を得られない愛は難しいですよね。今でこそ、親族間のつながりは薄れ、どんな地位の人とも、恋愛を紡げる時代になったのです。
だからこそ、この作品は家族に受け入れがたい愛の形なのでしょう。でも本人はいたって真面目。真剣であるが故にコミカル(?)な笑いがこみ上げてきます。