カクヨムコン中間選考突破しました!!


 ゲヘヘ!! こんばんは。木元です。カクヨムコンの中間発表来ましたね。ホラー部門で参加していた私の『怪奇定義』が突破しました! イェーイ! 改めて皆様、応援ありがとうございました! カクヨムコンの中間発表のリンクはコチラ。


 https://kakuyomu.jp/contests/kakuyomu_web_novel_009


 応募総数12,309作品の中から1546作品の1つに選ばれたぜー!! 『怪奇定義』は初めて長編で書いたホラーだったので、それも含めてとっても嬉しいです。これからは自信を持って、ホラー書けますって言える! イェイ! 次回のカクヨムコンもホラーで参加しようかな。9月末締め切りのホラーとミステリーを募集する賞を目指してネタ探しやホラー小説読んで勉強中だったんですけれど、またちょっと考えてみます。


 最近の出来事の話でもしましょうか。この頃は買い物中に携帯会社の出張販売員に捕まりまして、今のプランに別に不満は無かったんですがオススメされるままに他社のプランに乗り換えました。こういう機会が無いと契約内容の確認なんてめんどくさくてしないし、スマホもそんなに使わないので、一番安いプランにして貰いました。それもなんと0.5Gプラン。これよりやっすいプランを販売してる携帯会社は現状無いそうで、今後どこぞの販売員に声をかけられても、「0.5Gプランで月額使用料1430円なんです」って言えばまず蹴散らせる、最強の呪文を手に入れました。きっとハリーポッターで言う所のアバダケダブラ(※確かアバダケダブラって唱えるだけで人を殺せる問答無用の殺人魔法)。


 このプランを教えてくれた販売員さんに指摘されなければ、使わないくせに勿体無いからって節約モードにしっぱなしだった事もいつしか忘れて、常に通信速度制限がかかってるのとほぼ同等のとろ臭い状態で使っていた事も気付きませんでした。そうなんだ。それが普通と思ってたから、超遅いって思ってなかった。だから月平均のギガ使用量が0.2~0.9っていう、この年代では有り得んレベルの少量で纏まってたんですって。へえ。でも困った事無いし。だからもし今後、月のギガ消費が0.5を超えて、ついに本物の通信速度制限と出会ったとしても、多分気付かないんですよ私。今のプランは節約モードが無いから、何か速くね? って感じながら使ってるぐらいです。まあでも、そんな快適になったとも思ってないけどね。遅いので慣れてるから。お年寄りレベルに外でスマホを使わない私みたいな君は、是非ドコモショップでこのプランについて訊いてみよう!


 然しこのプランの契約の際、非常に不満だった点がありました。めんどくさい手続きは販売員さんが全部やってくれるので、私はお金払ったりスマホ貸したりするぐらいで、あとは座っとけばいいんですね。そこはいいんですよ。乗り換え前のプランは3,000円ちょいだったから、半額以下になるんだし。でも私のスマホ、ロック画面と全部の壁紙を、ムンクの叫びにしてるんです。電源を入れれば時刻と共に叫び、ロックを解除すればアプリ達の後ろで叫んでる。スマホを開いた時点でずっと一緒。どんなタイミングでも絶対に目にするし、いつ何時なんどきも叫んでる。


 来ると思いましたね。「何でムンクの叫びにしてるんですか?」ってツッコミが。私を捕まえた販売員さんは私と歳が近いお兄さんでとても愛想がよく、冗談を交えながらさっぱりした対応をして下さったので、これは来るに違いないと。来ればもう返事はいつもので決まってますよ。私はムンクについてはこの叫びという絵以外に何も知らないし全然興味無いが、私はこの叫びという絵のよく分からんハゲの顔が面白いのと、背景の夕焼けの色が綺麗だから気に入ってるんだと。そしたらもうウケ間違い無しよ。私は今後より安い料金プランでスマホを使えるし、お兄さんは新規の客を掴んだ事になるし、最後に笑っていい気分で解散ってワケ。


 お兄さんは2,30分かかると言っていた手続きですが、実際は1時間ぐらいかかりました(何か手続きに使う機械が軒並み不具合起こして)。手続きを担当する職員さんはかなり焦っていました。私はパイプ椅子に座って欠伸していました。内心ではソワソワしていますが、時間がかかる事についてではありません。ツッコミ待ちでです。機械の調子が悪くなった事により、同じ手順を何度も繰り返す事になりまして、その際にスマホを貸してるんですね。その度に手続き担当の職員さんが私のスマホを使って、何やら操作しているんです。という事は叫びを何度も見るタイミングがあるという事!


 今か? 今こそなのか!? 職員さんにスマホを渡す度身構えました。その職員さんはアルバイトっぽい、ギラギラのネイルで手が怪物みたいになっている、髪も化粧もバチバチに決まったギャルのお姉さんで、これはもう来るだろと確信しました。ギャルのお姉さんは、身形こそ表現の自由が爆発していましたが、対応はとても丁寧でした。人って見た目で判断しちゃいけないなって、改めて思いました。そんな怪物みたいな爪で、よくスイスイスマホを操作出来るなって感心もしました。そう、人間は中身。誠実さこそが人間の価値。非常事態こそ自分の役割を冷静に全う出来る、この尊さよ。販売員のお兄さんも質問したら丁寧に教えてくれたし、最初は興味無いセールストークなんて聞きたくないなって思ってたけれど、いい会社じゃないか。ドコモ。


 ギャルのお姉さんを含め、数人の職員さんが四苦八苦して1時間後。無事に契約が完了しました。いい会社は当然、お客様のプライバシーを侵害なんぞしないので、お兄さんもギャルのお姉さんも、誰もムンクの叫びについて触れませんでした。平静を装いツッコミ待ちで1時間神経を張り詰めさせていた私は、何かどっと疲れました。途中だった買い物も何買うのか忘れて、そのまま帰りました。絶対内心で皆思ってたって「何でこの人全面ムンクの叫びにしてんの?」って!! 言っていいよ!! 逆に思ってない訳えだろ!! 絵画をロック画面と壁紙に設定してるって時点で絶対に少数派な筈なのに、その中でもムンクの叫びよ!!? 絶対気になってたって!! 実は携帯ショップ業界では見慣れてる光景なの!? 「変な画像を設定してる人あるある:謎の絵画」みたいな!!? そっちの方が料金より気になるからそっち教えてくれよ!! 超面白そうじゃん!!


 携帯ショップでの勤務経験がある方、情報下さい。改めましてカクヨムコン中の応援、ホントにありがとうございました。これからも小説書き続けますし、ムンクの叫びを設定し続けます。


 よい一日を。

 


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