〇イケメンとは案外チョロい?


 こんばんは。中秋の名月を収めようとスマホで写真を撮ったら、月が収まっていない所か、ブレブレの夜のベランダの写真しか撮れておらず笑った木元です。普段カメラを使わない修練不足が、露呈した格好でした。そのくせそのワンショットで撮れた気になって、確認もせず満足して撮るのやめるっていう。そもそも月の写真も絶対に撮りたいと思ってた訳じゃなくて、戸締り中に何かいつもより丸くね? と気付き、何となく撮ってみただけなんですね。ブレブレベランダショットは消しました。多分月が綺麗に撮れてても消してます。ものを溜め込むの嫌いなので。徹頭徹尾に、気紛れですね。


 小説のネタ集めとして乙女ゲーをプレイしているのですが、複数のイケメンと接触している内に、ある発見をしました。


 イケメン側は暴言吐きまくって来る人格破綻者だったり、いい年して壊滅的にだらしない大人だったり、常にムキムキの猿を肯定して褒め千切っては何でもしてくれるプロ介護士だったりと強烈なんですけれど(ムキムキの猿っていうのは私のプレイヤーネームです)、イケメンと交流する際、選択肢で三パターン程度の台詞を選ぶシーンがあって、その選択によって親密度の上がり具合が、つまりはゲーム進行度が変動していくんですが、どんなイケメンが現れようと素直な台詞を選べば一番好かれやすいんだなと気付いたんです。常識とか良心とか、あるんだなこいつらって。


 そんな性格しといて誠実な人間が好きって何なんだよ平々凡々かよ反省しろよ己の言動をと思わずにはいられませんでしたが、現実でも正直者は嫌われませんし、案外普通な所もあるんですね。こちらとしては好かれたくて正直な台詞を選んでるんじゃなくて、単に私の性格として、嘘が嫌いだからそうなってるだけなんですけれど、ゲームを進めていく内に、えらくウケがいいシーンが多いなと感じたんです。意外でしたね。きっとこいつらってこんなんだからイカれ女が好きだろうし、私のプレイ方法って正攻法じゃないんだろうなと思ってました。そうなんだ。じゃあもし私が乙女ゲーをネタに小説書く時は、主人公は普通の女性で問題無いんですね。何だ結構不安だったんですよ! 非常識と渡り合うには、相応の非常識をぶつけるしか無いのかなって。服は全身タイツしか持ってないし、ピングーみたいな意味分かんない高速言語しか喋らないみたいな。いや、そこまで盛るとちょっと、バケモンかな……。ホラー路線に進んだピクミンのコスプレ女みたいな。真剣にキショいし任天堂に訴えられそうなんだけれど。今頭をよぎりましたよ。赤い全身タイツを纏い、甲高い声で謎の言語を捲し立てるイカれ女が。人間の想像力って恐ろしいですね。


 まあそんな事より、この乙女ゲーにおいては、より人間の善性を信じた方が勝つって事なんでしょうかね? 他の作品だとひねくれた態度の方がモテたりするんでしょうか。私の性には、絶対的に合わないけれど。いや、確かこの乙女ゲーには十人近くのイケメンがいるので、まだ攻略出来ていないイケメンの中には、性悪が好きな奴もいるかもしれません。


 あと、攻略法の一部をずっと間違えてたんてすよ。より各イケメンのストーリーを効率よくエンディングへ運ぶ方法に気付いたので、今後はそちらの方法に切り替えていく事にしました。私のやってる乙女ゲー、他のグラブルとか男子向けRPGのソシャゲみたいな感覚でイベントに参加すると、逆に本編の攻略速度が落ちるんですよ。気付くまで何ヶ月かかった事か。イベントは寧ろ、本編を終えてする事が無くなった人向けのコンテンツだったようです。マッジかよ……。イベントとは走った方がお得なもんだと思ってた……。私もすっかりソシャゲーマーだ。なので、今後はエンディング到達報告がもう少し早まる筈です。きっと。


 最後に、最近書いたレビューのリンクを。


「中華の後宮を舞台に事件を追う、ドジっ子宮女と麗しき宦官の恋物語!」

https://kakuyomu.jp/works/16816700429146389370/reviews/16817139558836528768


 それでは今回はこの辺で。


 よい一日を。



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