>二度と、僕を手放すなんて言うな。
いいですね、この決め台詞。こういうふうに積極的に攻めていくのが好きなんですよね。千秋さん相手だと、あまりそういうところは見えないからなあ。だけど、
>愛とか信頼とか、そんな不確かなものだけじゃ足りない。
直後のこれにまたダメージを喰らうという。ち、千秋さぁん…(号泣)
『凪、愛してる』じゃなくて『ごめんね、凪』なのは、苦しめてしまうであろうこれからを見越しての言葉なんでしょうか。こういうところが切ないですよねえ、この人。
それとも、今現在好き放題ヤッちゃってごめんねって意味?(そうじゃないと思いたい…)
ところでBLとか苦手なはずなのに、べったーと比べるとなんか物足りなくなってる自分に愕然((((;゚Д゚))))
どうしてくれるんでしょうね笑
作者からの返信
決め台詞、好きと言っていただけて嬉しいです。
千秋の場合は、先日MACKさんにも言われたのですが、向こうがどんどん先回りして外堀も内堀も埋めてっちゃうので、凪がデレる隙があんまりないのかな、と(笑)
対して、迅は基本的には踏み込んでこないので、関係を変えようと思ったら凪の方から踏み込むしかないという。千秋の場合は、不確かなそれで凪の不安もためらいもブルドーザーの如く押し流しちゃうのでした!
ごめんね、にしたのは、アドベントカレンダーも含めて書いてみた後、この時点ではまだちゃんと迅は自分の感情を理解しきれていないのかなあと思ったので、どちらかというと守護者(千秋)から引き離してしまう負い目みたいなものの方が強くて、まだそうはっきりした言葉は言えないかなあということで変えてみました。
温泉とか、油断大敵とか、あの辺を経て、意外と情緒の育ってなかった死神が変化していく様子を見守っていただけましたら!
物足りなくなっていただけて嬉しいですウフフ。
あれこれ一緒にきゃっきゃしていただけると嬉しいです〜٩(ˊᗜˋ*)و
こんな時でも迅は、グラグラ揺れつつ表情から感情が駄々洩れでも、何処か屑っぽく見せようってするんですねえ。こんな風に俺が悪いから、凪は何も悪くないから、これから何があっても俺だけを責めて己を責めずにいて欲しいみたいな。
凪が自分を選んでくれたのは嬉しい。でもいつかそれを後悔する日が来てしまうかもしれない、その時のための予防線も張ってるのかな、みたいな。
そしてやはり滲み出てしまう愛情! 失いかけて気づいてしまうのは千秋と同じで、他の男にこんな形で奪われるのも傷つけられるのも許せないという所から、自分の中にある後悔や贖罪の気持ち以外の、深い何かを見つけてしまって、それはやっぱ愛してるっていう気持ちなんだろうなあって。
迅の凪に対する愛に体の関係は必要ないけど、マイルド表現になってますがひどい経験をしてしまった凪のために、あえてしてあげたって感じも。
凪はこれによって、迅とはもっと分かちがたくなった事に安堵してる感じ。だからもう手放さないで、という切なる思いが感じられます。
感想長!
作者からの返信
こちらで公開するにあたって、この話も改めて読み返してみたら、凪の視点なのでもうちょっとクールに見えてるかと思いきや、迅はぐらっぐらでしたね……。凪の視点を介しているので「凪にそう見えている」という状況でもあるのですが、ずっと屑っぽい態度を崩さなかった迅のそういう面がはっきりと見て取れてしまうくらい、取り繕ってきた何かが剥がれてしまっています。
今後、二人が直面する通り、守護者から離れてしまった凪は、これからもずっと危機に晒され続ける。この時点では確信はなくても予感はあって、だからこそ迅は負い目を感じざるをえないのでした。
細部はわからなくても、凪は意外と聡い子なので、迅のそういう不安も感じ取った上で、自分から手を伸ばしているところが千秋の時との大きな違いですね。
ずっと迅が守ってくれていたことは感じていて、だからこそ一番怖い思いをしたときに包み込んでくれた行為にもあんまり躊躇いがなくて、癒されたのはあると思います。まだお互いによくわからないままなので、この後、また少しずつ距離を詰めていくことでしょう。
この辺りは、読み手の方は楽しいのか……!? みたいなところがずっと迷いがあったので、こうして温かい想いのこもった感想本当にありがたいです。寿命がのびます!!
ありがとうございます〜!
返信長!
千秋さんの時は流されゆくだけの凪君、迅さん相手だとぐいぐい詰め寄って行くのが面白いです。そして迅さんは案外躊躇わないのね……!(人外だから?)
どこで覚えたのか、台詞が女子を落とす系なのが、あと悪ぶってるとこなんかも、彼らしいような気がしました。
扱い方、アプローチの仕方、千秋さんはまさに守護者で、迅さんは共謀者。幸せって主観的なものだから、どっちがより幸せ、とは言えないのでしょうね……。
作者からの返信
そしてついに……! の回でした。
千秋の場合は、おっしゃる通り、迷いが吹っ切れた千秋は凪の心情を思いつつも、守るためならためらわないし、本音をちゃんと開示してくれるので、凪も安心して流されていられるのですが、死神は逃げようとするので。まあ逃げたくなる理由も互いにわかってはいるのですが……。
迅は自分からはそんなに口説いたりしないですが、向こうから来る分には拒まないので、経験はそれなりです(笑)でもちゃんと口説いたのは凪が初めてくらいなんじゃないかと。意外と情熱的な屑男なのでした。
守護者、共謀者、それぞれのらしさを感じていただけて嬉しいです〜〜。
千秋に守られる生活も、自分で手を伸ばして迅と過ごす日々も、凪にとってはどちらもかけがえのない日々には代わりないのかなと。
ルート分岐とか謎のお話にお付き合いいただきありがとうございます〜〜〜!!