第17話 むせ返る薔薇の香りと歪な愛

 アフタヌーンティーセットに憧れがある横海です。


 普段は格闘技とかやってる横海ですが、実はお茶会には関心があります。

 素敵なテーブルクロス、芳しいお茶の香り、ちょっと洒落た感じの茶器。


 いいですね。憧れますね。

 絶対に似合わないけど。


 さて、そんなこと言ってないで作品を紹介しろよってヤジが聞こえそうな気がするので、そろそろ作品紹介をば。


「愛の形は人それぞれ」といいますが、私はこんなにいびつで、狂っていて、それなのに美しい愛の形を見たことがありません。


 出会って、恋をして、思いを交わして、家庭をもって。

 大多数の人が想像する「幸せな愛のカタチ」というのは、おそらくそういうものでしょう。


 でも、この物語に出てくる、人形のように美しい「姉」が求めた愛は、そういったたぐいのものではありませんでした。


 なぜ、彼女はバロックパールを常に身につけていたのか。


 なぜ、彼女は夏前にドレスを新調するのか。


 なぜ、彼女は7月のピクニックに出かけるのか。


 その答えは、ご自身で確かめてみてください。短編なのでサラッと読めます。


この世界にたった一つのもの

作者 クララさん

https://kakuyomu.jp/works/16816452219550238379



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