第16話 せつない初恋

皆さんそれぞれに初恋の思い出ってあると思います。


横海は・・・初恋…あったか…?

コレがね、恋らしきものはあったんですけど、「あの人が好きでたまらない!」みたいな恋って、思い出せないのですよね…。


純粋に人を好きになれるって素晴らしいことだと思います。



今日ご紹介するのは、切ない初恋の思い出のお話。短編なので、ネタバレせずにご紹介するのがなかなか難しいのですが。


この話は、久しぶりに主人公が地元に戻ってくるところから始まります。

私が素晴らしいな、と思ったのは、起承転結がね、すごいしっかりしてて。おまけに、転がね、予想のつかない転、だったのですよ。


切なくて苦い初恋の回想シーン。その時時の場面が目の前にありありと想像できるような話の運び方は、読者を自分の学生時代にタイムスリップさせてくれます。


この作品を含めて、ここ最近読んだカクヨム作品ですごいなあと思うのは、本当にカクヨム作者の皆さん、人間の仄暗いというか、あまり人に見せたくないような感情の描写がうまいんですよね。私もこういう感情の描写が、もうちょっと生々しく書けるようになりたいな、と思います。


おっと、ちょっと横道にそれてしまいましたが。


ここ数日読んだ中で、ナンバーワンに切なく、ほろ苦い青春の思い出を呼び起こさせてくれる短編です。


ぜひお読みください!


13回忌の初恋

作者 綺瀬圭さん

https://kakuyomu.jp/works/16816700429504863678

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