プロフ帳

いつか

フッ素

自分を認めてもらいたくて文章を書いている。報われなかった受験勉強、勤務時間と比例して増えるお給料。タイツを伝線させるために存在してるみたいな、空き教室の木の椅子。居場所は今までいくつもあったしたしかにそこに居たこともあるけれど、居心地も空の色も良いと思えるものではなかった。稀に良いと思えても飽きてしまって、結果的に今は文章を書いている。最近比喩をあまりしなくなった。しようとしてもしっくりくるものが完成しない。それに応じて反応は減るばかりな気がするし、で、そんな自分を無価値に感じる。今日は気分が悪い一日だった。乾いたはずの涙がまだ残っているみたいに頬の上を固めるから、うまく笑えなくなっちゃった。だれか 解けない呪いみたいだね、って私の代わりに笑ってほしい。私が死んで何か変わるほどこのでっかい地球は私に左右されて回っていないし、地球温暖化は進みつづけるんだと思う。暖かいって好きだけどな、私は。あーあ、はやく恋人に抱かれてねむりたい。議論とか難しいこととかなんてもうずっと思い出さないで、天国みたいなあの部屋で。もうしにたいなんて、口には絶対出さないから、私のことを好きでいてほしい。きらいにならないでほしい。願ったことがすべて叶うのなら初めてはどう消費するの?ハワイに今すぐ行けたなら。誰と行って何を持って、まず私は帰ってくるんだろうか。心が弱くなっているときはこういう意味のわからないことを考えてしまう。けれど思い出したのは、どうせ死ぬのだから自愛も他愛も、この世ではすべて意味のないことだということ。愛ですらも人間には。

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