以下完全にプロット
八月
・食い下がるも婚約解消が決まった(一行くらいで)
・三妹がわあわあ騒いで連れ回してくる。励まそうとしてくれているのかな。
隣の領地の盗賊団の話が出るが、気分が乗らずに断る。(ツンリゼ本編ではリーゼロッテがリボンの材料費のために倒した盗賊団のこと)
・バルがいっそお前が女侯爵にでもなればいいと言ってきて、ジークヴァルト殿下の部下となれるならそれもいいかもしれない(1ヶ月フィーネに会わない&王都(古の魔女の近く)にいないから段々前向きで冷静な感じに)
妹とバルの不器用な慰めのおかげか、久しぶりに、【夢】も見ないほどの深い眠りに落ちた。
・夏休みあける直前にどうにか持ち直して8月頭の婚約解消当日のことを振り返る
父とティアナ様は食い下がってくれたが、国王陛下の強い要望
王家として可能な限りの補償をするとまで言われ一国の王に頭を下げられ
最後にジークと二人きりで話をさせて欲しいと願い出て
最後にと言った時点で、陛下の要望を受けると決めたも同然だったのだけれども
ジークから「君は、情けない私を嫌っているのだろうね」
「神の声も聞こえないまま18歳になった私が、ただの第一王子ではなく仮にも王太子を名乗れているのは、リーゼロッテが婚約者であるおかげだったことは理解している。感謝もしている」
「でも、もうただの第一王子となりたい」
「神が私は王にふさわしくないというのなら、この立場に固執するつもりなどない」
とか、疲れた様子で言われて、婚約の解消を承諾するしかなかった。
その後、少しほっとした様子のジークから「私はあまり良い婚約者ではなかったね。君には嫌われていたかもしれないけれど、私は……、ぼくは、きみのおうじさまになりたかったんだ。さよならリーゼロッテ、僕の初恋の君。今まで、ありがとう」
リーゼロッテ「殿下は私の王子様です」も「私だってあなたが初恋だ」も「違う。私はあなたを愛している」も、もういまさら言えなかった。困らせるだけだから。
でも、レナの花は外さない。
ジークヴァルト殿下は絶対に神の声を聞く。そうなればもちろん婚約を戻すと陛下は仰っていた。
書類上は婚約者ではなくなったけど気持ちとしては婚約者。
もしまた婚約者になれたらそのときは素直な気持ちを伝えたい。
九月
・新学期始まり
ジークからの「リーゼロッテ嬢、フィーネ」呼びにショックを受ける。
(夏休みフィーネはお城でメイドさんをやっていた(夏休みジークを選んだ場合のイベント)(他の攻略対象者だと旅行とか冒険とか)ので、ジークとしてはただそのときの癖でフィーネを呼び捨てた)
あまりの顔色の悪さにフィーネが回復魔法を使う→頭痛(古の魔女とだいぶ一体化してる感じ)
私はもう、彼が呼び捨てる唯一ではなくなってしまったのだ。
・最近あの子と並ぶ殿下の姿をよく見る
私の婚約者でなくなったからか、重責から解き放たれたからか自然な笑顔
・フィーネがまっとうな努力で得た成果(8月にリーゼロッテが討伐しなかった盗賊団が規模大きくなってきてしまって被害が増えて、国が主導で討伐。フィーネは治癒魔法使いとして参加し、戦闘面でも大活躍)を、
そんな急に規模が大きくなるわけがないだの今度は誰をたぶらかしたのかとかなんとか人前で言いがかりでフィーネを責めたて、
4月とは違い、今度は誰にも味方されず冷たい視線に晒される。
「リーゼロッテ嬢らしくもない」とジークに言われ
私らしいとはなんだった?
未来の王妃らしくあろうとは勤めていた
そうでなくなったから?
でも私の生き方すべてあなたのためだったのに、ジークヴァルト殿下の婚約者でない私など、もうどう呼吸をすればいいのかもわからない。
十月
・自分がもうわからない。私はどんな人間だった?
から始まって、五歳からの夢「私はあなた様に愛されたいと、そんな夢を、ずっと、ずっと、……あなたに出会ったときから、ずっと、願っていたの、です」に関する幼い初恋の日の回想。
ずっとずっと夢見ていたのだ。
今更ジークヴァルト殿下の婚約者でない私など、私の光と夢を追うことすらもゆるされない私など、どうあるべきかなんてわかるはずもない。
ああ、【声】がうるさい。
【私はただ、あなたといたかった】
【あなたさえいれば。それ以外なんて望まなかったのに】
【この世界がまた、私とあなただけになれば】
【邪魔なモノは、全て、全て、壊してしまえ】
(ここから明確に手記の【】が増えていく)
・マルシュナー公爵家から婚約の打診
(リーゼロッテは王妃にふさわしいので)
(マルシュナーは王家に反逆するのかもと思いつつ、それももうどうでもよさそうな感じ)
十一月
・舞踏会の準備。各攻略対象者からの贈り物を受け取ったフィーネ。
ジークがフィーネに贈ったのはドレスだった。
以下ゆるせないとか奪われたとか【】ばっかりで魔女と同調仕切った感じで終わる。
???
あの手であの子に触れるなど、あの声であの子に愛を囁くなど、あの笑顔をあの子に向けるなど、絶対に許さない。許せない。
けれど、あの人は、すっかりかわってしまった。
私の愛したあの人は、もう、どこにもいないのだろう。
ああ、ああ、それならばいっそ、【こんな世界など滅びてしまえば良い。】
Q.この世界線のリゼたんに救いはないんですか?
A.ないです。
リーゼロッテの手記 恵ノ島すず @suzu0203
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