風除けというのが本当だったとは思いませんでした…。ただ、恋愛関係に対して不実だっただけで、誰でも良かったというわけでもなく、気持ち自体は本物という、複雑な心境の末の意思だったのですね。
作者からの返信
16話で相模が打ち明けた内容は深琴を傷つけ遠ざけるための嘘ではなく、すべて真実なのでした。つまり相模は16話で嘘を吐いたのではなく、1話からずっと嘘を吐いてきたことになります。故に「オオカミ属性」です。
しかし一方で、相模にとって深琴との出会いは運命のようなものだったかもしれませんね。あんなに鮮烈に魅せられたら、もう「この人しかいない!」と夢中になってしまいます。それが一目惚れであるとはこの時点の彼はまだ知りませんが…。
なるほど「オオカミ少年」でしたか。
なし崩しに付き合っている状態を周囲に喧伝する行為、自身もトラウマのはずなのに、それを積極的に活用するほど、弱っていたのでしょうか?
それとも彼のモノローグすら、深層心理を隠す嘘なのかも。
作者からの返信
ネタばらし&タイトル回収回でした。
その行為が対外的に持つ影響力の大きさと、吹聴される被害者を抑制する効果の有効性を相模自身が誰よりも深く知ってしまっているが故の選択ですね。
傷つくことを恐れて自ら心を麻痺させたせいで共感力が鈍ってしまったという要因も考えられるかもしれません。