これまでの出来事が何一つ無駄じゃなかった感がありますね。
そして築き上げてきた人間関係が再構築されていく。
雨が降り、そして地は固まる。
オオカミを追い詰める時が来た!
作者からの返信
今までに深琴が差し出してきた心が、優しさが、今度は彼女に報いる番です。
かっこつけたがりで苦しい生き方でしたが、けして無意味なものではありませんでした。相模のためにみんなの力を借りるのではなく、相模を掴むためにみんなの力を借りるというのが実に深琴らしいと思います。
金森深琴の逆襲、ぜひ最後までお楽しみください!
相模くんが深琴さんを突き放したやり方は、そこだけ取れば悪手だったのかもしれませんが、普通にやっていては誰もできない、彼女に対する遠回しな荒療治のようなものが偶成されていて面白いですね。
そしてついに頼ることを覚えて一回り成長しつつも毅然とした根っこは変わらない、今まではやや直情型の傾向があった深琴さんが、意趣返しというわけではないのでしょうが、少し遠回りなやり方を選択し、一転攻勢に回った今、相模くんはどのように(壁ドン的な意味で壁際に)追い詰められていくのか…気になります!
作者からの返信
かっこつけたがりで人に弱みを見せられない故に誰かの手を借りることができなかった深琴が、はじめて人に弱みを見せることを決意しました。すべて相模を殴るためです。
おそらく今まで通り彼女1人で戦うやり方では、目的を達することはできないでしょう。今まで金森深琴に魅せられてきた人々の手を借りることで、深琴は相模をぶん殴ることが叶うのか。ここから一気にクライマックスになります。ぜひお付き合いください!
物語を読み進める中で深琴ちゃんの内面をたくさん見てきたので、「頼みたい、助けてほしい、お願い」って言葉にグッときました。彼女の人生最大級の本気を感じます。
そして最後の一文。シビれますね!
作者からの返信
きみどりさん、ありがとうございます!
誰にも頼らず1人で立ってみせるという信条を、相模に手を伸ばすために捨てる。たった1人強引に深琴を孤高から救い出してくれた相模だからこそ、このような結論になったのだと思います。
そしてしんみり終わるのではなく、なんとなく輩っぽさが捨てきれない感じが深琴らしいですよね笑
いつも作品から感じたことを伝えていただけて嬉しいです!励みになります☺️