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2022年2月4日 20:08
この1話だけでも情報量が多く、深琴さんに対する理解がかなり深まった気がしています…。互いに自覚できないまま終わった恋の余韻に浸る間もなく吹っ切る深琴さんと聖山くん…単なる両片想いとも違うこの関係、味わい深いですね…。まるで10年後の同窓会で交わすような会話だなと思ったのですが、それだけお二人がすでに大人びていて、精神年齢が高いということなのでしょうね。赤い実の喩え、鮮烈なイメージを掻き立てるとともに、「今優先すべきものはこれだ」という明確さの指標にも思え、秀逸だと思いました。湊くんに対する、純粋な愛情とは別にある執着的な部分は、深琴さんが一方的に背負ってしまった、これもある種の返報性のような、罪悪感の変形とでも呼べるものでもあったのですね。そして相模くんのやり方は深琴さんにとって、余計なお世話というより、普通に嫌な部類だったのですね笑 これは一発暴れてやらないといけません…!
作者からの返信
おっしゃる通り、聖山亮司と深琴のテーマは「無自覚なまま終わった初恋」です。互いへの恋心を自覚しないままそれぞれ違う想い人を見つけた2人ですが、けして悲しい恋の終わりにはしたくないと思っていました。互いへの想いが手に負えないほどに熟しすぎて、とてもじゃないが恋なんて言葉で片付けられるような気持ちではない、という意味で使用した赤い実の比喩を褒めていただけて嬉しいです!普通のヒロインだったら傷つけられて折れてしまうか、あるいは聖母の如き包容力ですべて許すパターンになるはずのところで、「よっしゃ1発殴るか」となるのが実に深琴らしいですね笑
2022年1月27日 17:53
深琴さんと聖山くんの関係性、めっっっちゃ好きですね……友情だけでもなく、恋愛だけでもなく、変化しつつも「大切」なことは変わらない。そんな絆で結ばれた男女のストーリーを読めて良かったです。
ありがとうございます!私が言うまでもなく市亀さんならお分かりとは思いますが、必ずしも強く思い合う男女の関係=恋愛ではないと思うんですよね。恋心を失ってなお強く思う姿は、周囲から見れば歪に映ることと思います。「まだ好きなら付き合えばいいじゃん」なんて外野が口出ししても、恋心を失ってなお、そのままの姿で思い合うことは尊いのだと伝えることができれば幸いです。
この1話だけでも情報量が多く、深琴さんに対する理解がかなり深まった気がしています…。
互いに自覚できないまま終わった恋の余韻に浸る間もなく吹っ切る深琴さんと聖山くん…単なる両片想いとも違うこの関係、味わい深いですね…。まるで10年後の同窓会で交わすような会話だなと思ったのですが、それだけお二人がすでに大人びていて、精神年齢が高いということなのでしょうね。
赤い実の喩え、鮮烈なイメージを掻き立てるとともに、「今優先すべきものはこれだ」という明確さの指標にも思え、秀逸だと思いました。
湊くんに対する、純粋な愛情とは別にある執着的な部分は、深琴さんが一方的に背負ってしまった、これもある種の返報性のような、罪悪感の変形とでも呼べるものでもあったのですね。
そして相模くんのやり方は深琴さんにとって、余計なお世話というより、普通に嫌な部類だったのですね笑 これは一発暴れてやらないといけません…!
作者からの返信
おっしゃる通り、聖山亮司と深琴のテーマは「無自覚なまま終わった初恋」です。互いへの恋心を自覚しないままそれぞれ違う想い人を見つけた2人ですが、けして悲しい恋の終わりにはしたくないと思っていました。互いへの想いが手に負えないほどに熟しすぎて、とてもじゃないが恋なんて言葉で片付けられるような気持ちではない、という意味で使用した赤い実の比喩を褒めていただけて嬉しいです!
普通のヒロインだったら傷つけられて折れてしまうか、あるいは聖母の如き包容力ですべて許すパターンになるはずのところで、「よっしゃ1発殴るか」となるのが実に深琴らしいですね笑