共依存だなぁと思いながら読んでいたらハッキリと共依存という言葉が出てきて驚きました。
と同時に、友達がカップルになって、関係性や距離感が変わってしまうのを寂しいと思う気持ちも自然なものだなぁと思いました。
深琴のべき論の強さが、罪深さとか弱さとか、そういうものを強調する方向に思考を引っ張っているように思います。
ひなも認知の歪みがあるようですが、好きという気持ちは真っ直ぐ受け取ることができて良かったです……!
キャラ達の抱えているものの詳細はまだ見えないところがあって、今後明らかになっていくのか、楽しみです。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
本人たちにも共依存の自覚はあるんですよね。そのうえで、わかっていても離れるつもりはないという覚悟が厄介であり、歪であり、美しくもあるという。
深琴と相模とひなと誠、誰が誰とどのように関わりながら生きていくのか、というエピソードでした。
おっしゃる通り、深琴は自分の生き方に対して常に「~するべき」「~しなくてはならない」という信念を抱えています。汲み取っていただけて嬉しいです。
どうして彼女がそのような生き方にこだわってしまっているのか、ひなの認知の歪みの原因はなんなのか。この先も見守っていただけたら幸いです。
深琴ちゃんの弱さが垣間見えるエピソードでした。
支えているつもりが、支えられていた。
相模くんの指摘に「共依存」という言葉がすぐに出るくらい、自覚はあるのでしょうね。
でも「どちらか」選ぶ必要なんてない。
相模くんとの交流の中で得られる成長を期待しています。
作者からの返信
そうなんです!誰よりも自分がひなに縋っている自覚も、ひなから縋られている自負もある故に客観的に自分たちの関係を「共依存」と捉えてるんですよね。
単なる友情ではない、親友の彼氏に嫉妬を覚えるほどひなを慈しむ深琴の感情は、女子ならではとも言えるかもしれません。
誰かの隣で生きる上での心構えを、相模と共にどのように見つけていくのか。見守ってください!
人は常に成長するし、変化もするわけで、隣にずっといるってことって結構難しいんですよね。自分を曲げてでもついていくというのは、ちょっと違うので、別れるというケースがでるわけで、、、
でも、恋愛、ってこんなことを考えている時が一番楽しいですよね。
歪んでていいんですって、人間なんて、みんな歪んでるんだし、ね。
作者からの返信
おっしゃる通りだと思います。むしろ不変を貫く方が難しいですよね。
誰もが無自覚に、ほんの少しずつ長い時間をかけて変化していく。やがてぴったり嚙み合っていた凸凹が合わなくなって、自分の変化には気づけないから相手が変わったのだと責めてしまう。だけど振り返ってみると変化していたのは自分の方だった、みたいな。
でもそういった歪みやすれ違いこそ恋愛の魅力だと思います。
何度形を変えて歪んでも、そのたびにどこか一つでも互いに噛み合う部分を見つけられたらいいですね。