番外編 あらすじ整理とキャラクター紹介

★ごあいさつ★


いつも『月の夜 雨の朝 新選組藤堂平助恋物語』をご閲覧いただきまして

ありがとうございます(*´ 艸`)


本当に心から感謝しております


藤堂平助についてあまり知らないという方も多く

少しでも関心を持っていただければうれしいです。


本編は次回より【激震編】としてスタートいたします……はず(^_^;)


【新章】が長くなりすぎてしまいました。

内容が激震するかは定かではないですが……(小声)


今後も平助の人生を見守っていただけましたらありがたいです♡


物語も長くなりましたので、いったい今が何年の出来事なんだろうと思って読まれてる方もいるかもしれないので少し整理してみました。


大きな事件などは史実と異ならないようにしてはいるつもりなのですが……間違いなどあれば申し訳ございません。





[1 あらすじと年代整理]


★1863年(文久三年)2月★

※浪士組が上洛後、京に残った芹沢鴨や近藤勇が新選組の母体となる。(作品では描かれていない)


★1863年 4月頃★ 

※平助と島原の遊女・名都が出逢う。 (第1話)

(第3話にて平助が名都に京へは二か月くらい前に来たと話している)


★1863年 4月~7月★ (第2~5話)

※隊服を作ったり、局中法度の制定など壬生浪士組の活動が始まる。


★1863年 8月~9月★ (第6話)

※八・一八の政変にて長州藩が京より追放され、その時の働きで新選組という名前を会津候より賜う。


※9月に島原角屋で八・一八の政変の報奨金にて大宴会が催されるが平助が危惧した通り、その夜八木邸にて芹沢鴨暗殺。


★1863年 9月下旬くらい~年末★ (第7~8話)

※平助が最初に変わったのがこのころのこと。

※芹沢鴨の暗殺を止めることができなかった非力な自分を変えるために自ら修羅の道を行く覚悟で日々を過ごす。

魁先生呼ばれるようになり、名都に嫌われることを恐れ自ら別れを告げる


★1864年(元治元年) 春★ (番外編新田安之進~第12話)

※新田に誘われた芝居見物で祇園の芸妓・君尾と知り合う。

君尾に一力へ招待された平助、二人は男女の仲に。

※その一方、京を巡って長州藩が過激な行動をとるのではと危惧されていた 


★1864年 6月★ (第13~15話)

※池田屋事件をめぐる一連の出来事



池田屋事件後から始まる【新章】1話~26話までが1864年7月~12月(元治元年)のできごとです。

そして次回より始まる【激震編】では、やっと年が明けて1865年(元治二年、五月より慶応と改まる)になります。




[2 キャラクター紹介]

★実在する人物★

☆月の夜創作キャラ☆

星の色にて区別しています。

ですが実在人物もあくまでもモデルであり性格や境遇、人間関係などは月の夜だけの設定あり。


★藤堂平助★

『月の夜 雨の朝 新選組藤堂平助恋物語』の主人公


【激震編】では数えで22歳となるはずです(実年齢21歳)大学生くらいですね


※伊勢津藩主、藤堂候のご落胤と噂されるが平助自身は父親が誰なのか知らない。

自分の出自については父親の身分がかなり高いということだけ察している。

真実は作品中でも不明のままです。

母親はまったく出てこないが誰もが振り返りたくなるほどの美人。

(史実でもそのような噂もあるらしいです。平助がかなり美形だったらしいので母親も当然美形と思われる)


※剣術は北辰一刀流を少年時代より玄武館にて手ほどきを受ける。

当時幼かった平助と坂本龍馬が出会っていた (新章10話で二人がそのように話している)

北辰一刀流の中目録を10代半ばで取得するほど剣術は優れていたが、新選組内では沖田、永倉、斎藤などに押され目立たないこともある。


※伊東道場にいたころは「真面目が着物を着て歩いている」と揶揄されるほど生真面目な性格であった。(第3話)


※試衛館に移ってからは独特な空気感にしっかりなじんでしまう。

剣術の稽古と同じくらい熱量で永倉や原田と遊び歩くようになり、近藤に何度か注意をされる

(史実でも素行不良を近藤からきつく注意されていたらしいです)


※真面目で誠実な優しい性格のために新選組の活動に心を痛めることも多い。

責任感も強いため、芹沢の身近にいたにもかかわらず暗殺を止めることができなかったことで自分を責めている。

弱い自分のせいで誰かが傷ついていくのを見たくない。

そんな思いから新選組カースト上位入りが必要と考えるようになる。

率先して斬り込み隊長を引き受け部下を守り、自分は修羅の道を進む……(第7話)

そのことがまた平助の心を苛むことになってしまう。


※真面目過ぎるため思いつめやすく気楽に物事を考えることができないため

自分で思う以上に打たれ弱い面がある。


※容姿について作品中で語られるように目元の涼やかな整った顔立ち、笑顔も爽やかなイケメン。

部下の新田でさえ見惚れてしまうことが度々ある。


※史実では砲術免許を取得したのは1867年、江川英龍の江川塾、韮山塾での名簿に平助が免許取得したことが記載された文書が残っています。

平助の砲術は作品中では1864年から勉強を始めています。

村上さんの件で頓挫しましたが……(新章13~16話)

この時代の最新兵器は日進月歩かと思うので1867年に、よりハイクラスな講義を受けたということでもありかな~



☆名都☆

『月の夜 雨の朝 新選組藤堂平助恋物語』のヒロイン


平助の最愛の女性

兄の借金のために島原に身売りする。 太夫や天神などではなく遊女である。

純情で優しい性格、兄想い。

雨の日、偶然出会った平助の爽やかで優しい雰囲気に好感を持つ。

次第にその誠実な人柄に魅かれ恋に落ちる。

知り合ったばかりの頃は平助を癒す存在であったが、平助が名都を失うことを恐れて嘘を重ねる。

そのせいか名都の存在が平助を苦しめる一因になってしまう。



★君尾★

祇園一の美貌を誇る人気芸妓。

南座の芝居見物時に平助に助けられたことがきっかけで平助に恋する。

酔った浪士や強面の新選組にも啖呵を切るほど気が強いが実は平助にぞっこんなことは妹分の芸妓にまで知られている。

平助に「猫」と呼ばれ、平助も君尾に対しては身体だけの関係と割り切れず誰にも言えないでいたことを吐露してしまうこともある。



★土方歳三★

新選組を最強の組織にすることを考える鬼副長。実は沖田や平助を心配する優しい面も……

平助には芹沢の件ですっかり嫌われたと思っているが

平助のほうは土方に対して憧れと尊敬と同時に恐れに似た気持ちも抱えている。

俳句も好きで自分では風流を解する人間だと思っている(新章23話)

もちろんイケメンなので女にはモテるし、きれいな女にはつい甘くなってしまう


★山南敬助★

物腰柔らかで人当たりも良い思いやり深い人。作品中でもしばしば同門の後輩、平助を気に掛ける。

岩城升屋事件で大けがを負ったせいで剣術のほうも控えているので茶の湯を始めて、平助と時々お茶を飲みながら語り合うこともある。(第7話)

頭が良く、弁もたつので壬生寺での大砲調練の際は住職に菓子折りなどを持参してはうまく話をまとめたりもしたが土方とは新選組の運営上、だんだん意見を異にすることが多くなる。

今は平助が招いた伊東と昵懇にしていることが多い


★沖田総司★

平助より2歳年上。

平助が沖田に抱いた初対面の印象は最悪だったが沖田のひょうひょうとした優しさを平助も好きになる。

平助と比べると沖田のほうが土方の気持ちがよくわかるだけに土方の不器用さに寄り添い、冗談めかして助言をすることもある(新章9話)

自分が肺病であるということを認めるのが怖い


★井上源三郎★

試衛館古参で実直で真面目な性格だが平助のような頑なな真面目さではなく柔軟性があり、皆に慕われていることは「源さん」の愛称からも見て取れる。

平助にとっても新選組の若い隊士たちにも癒しの存在。

源さんといると試衛館にいたころの気持ちに戻れる。


★永倉新八★

平助に悪い遊びも教えたが原田や平助が調子に乗りすぎないようにしっかり手綱を取る頼れる兄貴分。

一歩引いて物事を見ることもできるので今の新選組の状況や平助の立場を気にかけている。

バランス感覚に富んだ性格なので試衛館以外のメンバーとも良い関係を築ける人。

島原の芸妓、小常を最高の女と思っていて何度振られても待っている純なところもある。(新章8話)


★原田左之助★

永倉、平助と仲が良く試衛館にいたころからよく遊んでいる。

ずけずけ思ったことをオブラートに包まず言ってしまう癖があるが(新章8話)

それを永倉に注意されると途端にしゅんとしてしまうかわいい一面を持つ。

恋人のおまさとも順調で祝言を控えている


★斎藤一★

平助と同い年のため、平助が気軽に話せる友人

クールで、すかした感じの物言いをすることも多いが平助よりモテたいと思っていたり(新章12話)

平助の恋を応援したり?と人情味もある。

自分を救ってくれたと思っている土方と新選組が大好き


★近藤勇★

試衛館の顔。土方のように細かいことは気にしないおおらかな反面、おだてに弱く乗せられやすい面もある。

道場時代は居候に心配されるくらい貧窮しても居候に頼られると追い出すことも出来ない。

平助が初めて試衛館を訪れた時も玉子ふわふわでもてなす懐の深さがある。

遊びまくる平助に兄のつもりで厳しく注意するが平助には父親の代わりに叱ってくれていると思われていることには気づいていない。


☆三浦(名都の兄)☆

幼い頃より剣術や学問に優れていたため良い家柄の武家の養子になるが家中の争いごとに巻き込まれて養子先を追い出された挙句、借金まで抱えてしまう。

そのせいで三浦、名都兄妹の両親は亡くなってしまう。

借金返済のために島原で働く妹を自由にするため病身を押して激務の新選組に入隊した。

妹を大切に思うあまり平助にもしばしばくってかかる。


☆新田&本間☆

平助の部下の八番隊士たち。

藤堂隊長を全力で推す新田と藤堂隊長を普通に尊敬する本間

同期入隊で仲が良い


★伊東甲子太郎★

平助が江戸でお世話になった伊東道場の主。

剣も学問にも優れた才を発揮。門人たちから神のように崇められている。

平助も伊東の人柄を尊敬し、新選組の在り方を変えるために伊東の力を借りたいと思って新選組に勧誘した。

土方とはお互い気が合わないと思っているが態度に出す土方と違い伊東は笑顔で接している。


★篠原&加納★

伊東道場の門人。 

伊東が平助に目をかけているように見えたことが気に入らなくて再三、嫌味な発言を繰り返すことが多い。

加納は沖田が道場破りに来た日のことで今だにネチネチと平助のことを責める

篠原は伊東の一番のお気に入りでいたいがための嫉妬のようなものだが加納は別の何かをこじらせているらしい


★小常★

島原の芸妓

『月の夜雨の朝』の女性陣の中では少し年齢が上であるためか粋な色気があり、原田が永倉のことを羨んでいる(新章19話)

永倉との付き合いは長く、芹沢粛清の夜に逢いに行っていたのも小常(6話)


★おまさ★

原田の許嫁。永倉や原田の行きつけの居酒屋の一人娘。明るく屈託が無い性格で原田とはラブラブ♡

史実では武家では無いが格式の高い家のお嬢様だったらしい


★明里★

島原の天神(太夫の次の位)

伊東の宴席で山南と知り合うが…


☆丸櫛屋男衆 仙三☆

名都の働く店、丸櫛屋の男衆

世話好きでお人好しだが噂好きのお節介なところも。

名都に冷たくされたり、大怪我をして運び込まれたりする平助に迷惑しながらも同情的


☆松太郎☆

禁門の変(蛤御門の変)の残党狩りで平助が斬った長州藩士の子。母親はその場で自害。死にきれない母親にトドメを刺した事が平助の心に重くのしかかる。

新選組や丸櫛屋の皆にかわいがられていたが…


★坂本龍馬★

言わずと知れた幕末の志士。平助と同じ北辰一刀流の達人で平助がまだ幼い頃道場で顔を合わせていた。

平助が砲術を学ぶために江戸に行った時に再開。海軍操練所へ誘う





【激震編】からの新しいメンバーもまた加わると思います。

これからも藤堂平助を応援していただけましたら

とてもうれしいです

時代の荒波の中で新選組と平助の運命やいかに……

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