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2023年6月21日 22:52
今回は前半が「静」、後半が「動」と、物凄いメリハリ展開でしたね。しかもそれらが連動しているのが凄く良かったです。砂浜を歩いているところの描写がエモいです。希望を表す小道具として用いられることの多い星が、『どう殺』では逆に、不気味なものとして描かれているのが面白いなと思います(第一章一で香澄と透が駅で話していたシーンでもありましたね)。「破壊的」と言われれば、たしかにそんな気がしてきます。透の非を抉り出す台詞の鋭さはピカイチです。彼の狡さも弱さも、残酷なほど突きつけてきますね。読者の方も心を抉られたような気がして、ドキッとしてしまいました。物理的な怖さだけでなく、こういう精神的な怖さの表現もまた、『どう殺』の醍醐味です。母親が出てくるシーンは、めっちゃホラーみがありますね。ブラックナイトに救われたかと思いきや、励まされている間にも悲鳴が聞こえてくる演出は、まさに『どう殺』らしいです。光と闇が交互に現れる中、光の中にさえ、闇を予感させる不気味さがあるんですよね。後半は、香澄ちゃんのサイコっぷりに磨きがかかってますね。宿敵の鳴花ちゃんのみならず、スズカゼの扱いが……。香澄ちゃんにとっては、透に好意を抱く女子はみんな敵ですもんね。絶望的な状況、もう誰もが助からないだろうと思うような状況からの、救世主が現れた感じが最高です。透復活でしょうか。このシーンの直前に、透の精神世界を描いたのがめちゃくちゃ巧いなと思いました。前半で、透に己の業と向き合わせることで読者の同情を誘い、立ちあがろうとする彼を応援したい気持ちにさせましたね。そのシーンがあったからこそ、香澄という魅力的な悪に対して、主人公もやっと対等に魅力的に見えてきました。そこへ来ての救済シーンですから、もう格好いいしかありません。さてさて、拗れに拗れた壮大な兄妹喧嘩、見ものです。この後の展開に期待大です……!
作者からの返信
今回も想いのこもった感想ありがとうございます!!静と動のメリハリはかなり意識していたところだったので、気づいてくれて嬉しいです!!!たしかに、言われたとおり星の描写を不気味なものとして書くのは珍しいことなのかもしれないですね。一章一での描写についてまで言及してくれるなんて、どんだけ読み込んでくれているんだ……。嬉しい。透を責めるシーンは書いていて、我ながらよくこんな罵倒が思いつくなという言葉ばかり出てきました。逃げてほしくないし、逃したくもないんですよね。自分のずるさと弱さから。後半の香澄の描写も褒めていただけて嬉しいです。どんどんイカれてきてますよね。スズカゼの扱いもひどいです(実験に使った時点でやばいですが)。香澄の狂気が増してきているというのは、それだけやつの誕生が近づいているということでもあるんですよね。ブラックナイトが助けに入ったシーンも褒めていただけてる! ありがとうございます。前半の描写を効果的に使えてますかね……! ここを乗り越えないと、透は真の主人公にはなれないと思ったので、いじめ抜きましたが、それを少しでも感じとっていただけて嬉しいですこれから香澄との兄妹喧嘩がどうなるか、見届けてもらえればと思います!
2023年6月5日 20:09
あー、ハッピーエンドはない感じーですね。(分かり切っていたこと)
またまた感想ありがとうございます!!どうなるかはお楽しみで……!
2023年6月5日 20:07
みんな一緒に死にましょう
感想ありがとうございます!!!!みんな一緒……!
今回は前半が「静」、後半が「動」と、物凄いメリハリ展開でしたね。しかもそれらが連動しているのが凄く良かったです。
砂浜を歩いているところの描写がエモいです。希望を表す小道具として用いられることの多い星が、『どう殺』では逆に、不気味なものとして描かれているのが面白いなと思います(第一章一で香澄と透が駅で話していたシーンでもありましたね)。「破壊的」と言われれば、たしかにそんな気がしてきます。
透の非を抉り出す台詞の鋭さはピカイチです。彼の狡さも弱さも、残酷なほど突きつけてきますね。読者の方も心を抉られたような気がして、ドキッとしてしまいました。物理的な怖さだけでなく、こういう精神的な怖さの表現もまた、『どう殺』の醍醐味です。
母親が出てくるシーンは、めっちゃホラーみがありますね。ブラックナイトに救われたかと思いきや、励まされている間にも悲鳴が聞こえてくる演出は、まさに『どう殺』らしいです。光と闇が交互に現れる中、光の中にさえ、闇を予感させる不気味さがあるんですよね。
後半は、香澄ちゃんのサイコっぷりに磨きがかかってますね。宿敵の鳴花ちゃんのみならず、スズカゼの扱いが……。香澄ちゃんにとっては、透に好意を抱く女子はみんな敵ですもんね。
絶望的な状況、もう誰もが助からないだろうと思うような状況からの、救世主が現れた感じが最高です。透復活でしょうか。このシーンの直前に、透の精神世界を描いたのがめちゃくちゃ巧いなと思いました。
前半で、透に己の業と向き合わせることで読者の同情を誘い、立ちあがろうとする彼を応援したい気持ちにさせましたね。そのシーンがあったからこそ、香澄という魅力的な悪に対して、主人公もやっと対等に魅力的に見えてきました。そこへ来ての救済シーンですから、もう格好いいしかありません。
さてさて、拗れに拗れた壮大な兄妹喧嘩、見ものです。この後の展開に期待大です……!
作者からの返信
今回も想いのこもった感想ありがとうございます!!
静と動のメリハリはかなり意識していたところだったので、気づいてくれて嬉しいです!!!
たしかに、言われたとおり星の描写を不気味なものとして書くのは珍しいことなのかもしれないですね。一章一での描写についてまで言及してくれるなんて、どんだけ読み込んでくれているんだ……。嬉しい。
透を責めるシーンは書いていて、我ながらよくこんな罵倒が思いつくなという言葉ばかり出てきました。逃げてほしくないし、逃したくもないんですよね。自分のずるさと弱さから。
後半の香澄の描写も褒めていただけて嬉しいです。どんどんイカれてきてますよね。スズカゼの扱いもひどいです(実験に使った時点でやばいですが)。香澄の狂気が増してきているというのは、それだけやつの誕生が近づいているということでもあるんですよね。
ブラックナイトが助けに入ったシーンも褒めていただけてる! ありがとうございます。前半の描写を効果的に使えてますかね……! ここを乗り越えないと、透は真の主人公にはなれないと思ったので、いじめ抜きましたが、それを少しでも感じとっていただけて嬉しいです
これから香澄との兄妹喧嘩がどうなるか、見届けてもらえればと思います!