応援コメント

第五章 三」への応援コメント

  • 今回も圧巻でした。

    前半部分、自殺の実態とか、壮絶な環境に適応してしまった人たちの様子が物凄いリアリティに溢れていて、鳥肌が立ちました。こんなときにも良心を失わない春香の存在は、この世界に拮抗する最後の砦という感じがします。

    このシーンでは、充の後悔と自責の念が重くのしかかってくるようです。おそらく、私でも同じ状況なら充のように行動するからでしょう。

    故人の声がハッキリと聞こえて来るところから、充は少し狂い始めているのかなぁと思いました。その胸を抉るような狂気すらリアルに感じられるところ、正にホラー小説の真髄という感じがします。凄いです。

    後半の亜加子とのヤンデレパートでは、一瞬救いが見えたと思った途端に地獄に叩き落としてくる感じがたまりませんね……。

    やはり外には出なくてはならないんですね。地獄が止まりません。次回も戦々恐々とお待ちしています。

    作者からの返信

    いつも感想ありがとうございます。

    自殺の実態についてはリアリティを追究していたので、そう言っていただけると有り難いですね……。自信になります。

    蝕まれた充の変化も感じとってもらえて嬉しいです。死人の声が聞こえるって、たとえ思い込みでも大分やばい状態だと、私も思います。

    狂気を上手に書くコツって、主人公とは別にまともな人間を一人二人登場させることだと思っています。異常を定義する正常さを出すこと。
    充はそこが曖昧になりつつあるんですよねえ。

    次回も楽しみにしてもらえると嬉しいですー!