Book Ⅱ 春の窓
BookⅠのあらすじと登場人物
※第一部のネタバレをふくみますので、ご注意ください。
■あらすじ
薬草医スーリは辺境の山奥で開業したばかりの薬草医。しかし、ミステリアスな容貌からか「森の白魔女」と呼ばれ、魔法を頼みにやってくる村人たちにうんざりしていた。
辺境で知り合ったジェイデン王子とは、たがいに秘密を隠しもつ
■主要人物
スーリ
:辺境の森で開業したばかりの薬草医。白に近い金髪と薄墨色の瞳、年齢は
隣国サロワの出身で、ふたごの弟がそちらにいる。こちらには亡命者としてやってきたようだ。
<
甘いものには目がない。動物好きだが、能力の特性上、嫌われがちなのが悩み。
ジェイデン
:フィリップの領地に滞在している、国の第三王子。灰色がかったダークブロンドと茶色の瞳の美男子。社交的で他人と打ちとけやすい性格。年齢は
狩りに社交に恋愛に祭にと、無限の体力を生かして縦横無尽に活動する。アウトドア好きで料理は得意なほう。足がとても速い。
オスカー
:フィリップの次男でジェイデンの親友。金髪、金茶の瞳で筋肉質な体格。兵士や巡察隊のまとめ役もこなす。女性には意外と奥手だとか。年齢は二十一歳。ジェイデンとよく競争していたため、彼も足はとても速い。
フィリップ伯
:国境付近に領地を持つ貴族で、国境を守る将軍でもある。国王の古くからの友人で、右腕とも言われる。妻と二人の息子がいる。鷹狩りが趣味。
ダンスタン
:スーリが飼っているガチョウ。たまに「サー・ダンスタン」と呼ばれていたり、騎士を思わせる話しぶりをする。人語を話せるが、スーリと二人のときにしか基本的にはしゃべらない。特技は高速つつき、好物はカブとオレンジ。
■Book1の各話ゲストキャラ
バーバヤガ(1話・5話)
:辺境の村に住む魔女。若い娘の姿でスーリに依頼しに来たが、のちに老婆の姿で魔法を使った。おもな使用魔法は幻覚にかんするものだが、火や水を使う生活魔法や、『目』と呼ばれる諜報術も使うようだ。本名はオリガ。美男子と光り物には目がない。
クルム(2話)
:フィリップの城につとめる従僕。身辺で失せものが続き、
ロザムンデ(3話)
:スーリの近所で開業した治療師。『ロザムンデ@高次元へのアセンションを手助けする
オルフェア(3話)
:〈ヒーラーズ・ネットワーク〉の中堅幹部。魔女たちから会員をつのり、レシピと呼ばれる魔法や術具、ふつうの鍋などを会員に販売させて利益を得ていた。術具制作のほか、他者の心に干渉する魔法が使えるが、本編ではおどしのみで出番がなかった。地元のワインが好きで、飼い猫に話しかけながら晩酌している。
ダグ(3話)
:チーズ転がし祭のイサック村代表で、酪農家の跡継ぎ息子。優勝候補だったが、惜しくもジェイデンに負け、友情がめばえたらしい。チーズの品評コンテストでも優勝の常連。彼女募集中。
ヨハンナ(4話)
:従騎士に恋する村娘。城で臨時の洗濯人として働いている。彼にリンゴのタルトを焼いてあげるのが夢。
メル(間章)
:スーリの家からいちばん近い、トムリン集落に住む少年。食料品の買い出しをしたり、患者に薬を届けたりと、使い走りの仕事を受けてくれている。ぼさぼさの茶髪に、緑がかったハシバミの瞳。十三歳とは思えない体格。スーリに字を習っている。
ノブ(間章)
:イサック村で粉ひきの仕事をしている青年。スーリの家に小麦粉を届けてくれる。とても背が高く、心優しい巨人のような風貌。十七歳。
■その他の主要人物
ジョスラン(5話~)
:ジェイデンの兄で、国の王太子。三兄弟のなかでもっとも小柄で、王妃ゆずりの女性的な美貌。絹糸のようなまっすぐな金髪、目は夏空の青。幼少期に病弱だったため、体力づくりと筋トレが趣味。目的もなく意味不明な嘘をつく悪癖がある。
パトリオ(5話)
:ジョスランの家庭教師としてあらわれた男。実際にはスーリ同様サロワからの亡命者で、フィリップが雇った魔女(男性)。契約名は<
<
:人間や魔法の
■Book2の主要人物
ルラシュク
:スーリの双子の弟で、サロワの筆頭宮廷魔導士。〈思慮ぶかき光の塔〉常任理事。<サロワの
マルク
:ルラシュクの従者で、本人は弟子のつもり。口が軽いお調子者。
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