ゲームが現実より残酷です

@Atsukigg

第1話

「なあ、雅久お前もやるだろRIR!!」


「ああ、もちろんやるよ春」


 今日は、新しく開発された"リアルな異世界ライフ"略してRIRと呼ばれるVRMMORPGのサービス開始の日である。


 このゲームは剣を使いたければ剣を使うNPCやプレイヤーから剣を、魔法を使いたければ魔法を使うNPCやプレイヤーから魔法を習うなどをするか本で自分で学んで行くかというシステムである。


 そして、NPCにも人と同じように感情があり必ず教えてくれるとは限らない。というように従来のゲームと違いとてもゲームとはおもえない実際に異世界に行った気分になれるというのが売りである。


「じゃあ、今日の夜早速やろうな!!」


「うんわかった、今日の夜ね」


「あっ、チュートリアルは終わらせとけよ!!」




☆☆☆☆



 学校が終わり一瞬で帰宅しチュートリアルを終わらせるべく頭にゲーム機を装着し電源を入れた。


 すると視界がすべて真っ白に染まる、しばらく待つと目の前にゲームをする為の同意しなければならない事が書かれたタッチパネルが出てきた。


 このゲームをプレイしていて、何があっても責任は取らないと言うような事が書かれていた。


 最後まで読むと同意するかしないかの選択肢が出てきたが勿論同意しなければ遊ぶ事ができないので同意するを選ぶ、するとプレイヤーネームを入力する画面に変わった。


 名前はシンプルに本名であるガクにした。

同じ名前はまだいなかったらしく何とか名前が決定した。決定すると次はキャラクタークリエイトの画面に変わった。


 装着しているゲーム機が現実の顔を読み込み自動的に現実の顔に初期設定ではなっていた。


 髪色と目の色を青に変え本来の身長より少し大きく設定し終了した。するとタッチパネルが消えた。


 少し待つとチュートリアル開始のアナウンスが流れた。



 周りが草原に変わり一人のNPCが現れた。



☆☆☆☆



 「私はプレイヤーをアシストする専用NPCです。気軽に"シス"とでもお呼びください。ではまずこの世界の説明をします。」


 

 「この世界には、人族が暮らす国・獣人が暮らす国・魔族が暮らす国があります。

 お金は金貨・銀貸・銅貨の3種類があり、金貨が一枚一万円、銀貨が一枚千円、銅貨が一枚百円といった形になっています。」



 「次にスキルについての説明をします。生産や戦闘などで行う全ての行動にスキルが必要になります。スキルを覚えるには誰かに教えを乞うか、本を読み自力で頑張るの2択しかありません。スキルの使用をすると熟練度が上がり、上がっていくと出来ることが多くなります。」


 「なお、剣などの武器はスキルを取得してなければ威力が半減し、魔法は取得しなければそもそも使用が出来ませんのでご注意下さい。」


 

 「次にモンスターの倒し方について説明します。

モンスターにはコアと言う核が存在します。コアを壊せば倒れます。倒れるとアイテムがドロップしますが、レアリティやアイテム名などは鑑定スキルを取得しなければ知る事が出来ません。」 



 「最後に禁止行為について説明します。窃盗やPKなどの行為は禁止ではありません。ですが、発覚した場合捕獲クエストが発生し捕獲された場合はBANとなります。女性プレイヤーへのセクハラやストーカーなどの場合には、即刻BANした後に警察へといった場合もございます。」




☆☆☆☆



 チュートリアルが終わった。僕達プレイヤーはどうやらアビスと言う人族の国からスタートの様だった。


 チュートリアルが終わったので、春と一緒にやる夜まで一端休憩にする。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ゲームが現実より残酷です @Atsukigg

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ