死んでる僕と生かしたい君の話

@franche

第1話出合い頭

こんにちわ。

私は14歳の中学生。今日は両親の関係で引っ越してきたこの街で初めての登校日。

ドキドキの1日になるかと思ったんだけど……

「初日から遅刻とかありえないよねぇ〜〜〜!!」

現在全力疾走中!!あとはあの曲がり角を曲がれば学校が見えるはず!!

……だったんだけど。


見えたのは学校じゃなくて誰かの黒い影だった。

もちろん止まれるはずもなく激突。”ツイてない”日ってとことんついてないわよね……。


「いったたたた……すいません!!大丈夫ですか!?」


派手にすっころんだ私と、同じくすっころんだ相手の人。

地面につっぷして動かないけど……大丈夫かしら?いや、相手も前方不注意だしお互い様よね……?にしても微動だにしてない。


「あの……あの!!私も悪かったですけど、貴方もどこみて走ってるんですか!!いつまでも寝てないでなんとか言ったら……!?し、死んでる!!!!」


そう、転校初日。これが私と僕の忘れられない出来事になるとは、この時は思いもよらなかったのでした……。

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