第34話


このあと。橘ヒナタが、陰キャな見た目に成り下がったことが、大きな話題を呼んだ。

更に俺と付き合うことになったことも。


「なんで、あんな山吹みたいな陰キャ男がいいわけ??」


「さぁ、、?よくわかんないな」


「橘ヒナタ、金髪のほうがいいと思うのにな、なんで見た目、下げちまうんだか...」


俺の正体はおかげさまで暴かれなかった。


これは後でヒナタが話してくれたこと。


「バラすつもりなんて、初めからないわ。

だって。モテモテハーレム主人公さまに

なったら、浮気されそうだもん」


「そか...」


ある日の土曜日。

俺とヒナタは今日もべったり

一緒に帰ってる。


「明日、バイトなんでしょ?

誰とデートすんの?」


「クラスのボスギャル...」


「イチャイチャしたら許さないかんね!」


「お、おう。あくまで仕事の範囲内で

やるよ...」


俺に。

清楚系ヤンデレ彼女ができ、

ある意味、タジタジなのでした。



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クラスの美人ギャル達に大人気なレンタル彼氏が実は底辺陰キャの俺だった件。 雲川はるさめ @yukibounokeitai

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