アパートの隣人から夫婦になるまでの物語。

猫と犬が好き

第1話

僕は清水光輝しみずこうき高校二年生。1人暮らし。去年の春からこのアパートで暮らしている。1人暮らしを始めた理由は、小説の大会に中学二年生の時に応募して大賞を受賞し、小説家になったからである。

そして今、僕は締め切りに追われている。小説を書いて、高校の課題をやり、アニメの打ち合わせ。なので僕はご飯を食べない。否、食べる時間がないのである。今日もご飯を食べずに仕事と学校の課題を同時にこなす。そんな時、インターホンが鳴ったので、出ることに。すると

「あの、えっと、ご飯、食べてますか?」

と隣の部屋の久世京香くぜきょうかさんが聞いてきた。久世さんの普段着は赤色のジャージで、髪型は黒色の長い髪をストレートロングである。株で稼いでいるんだと。

「いえ、あと一週間なのでエネルギーチャージだけで乗り越えます。」

というが

「なんか作ろうか?」

と聞いてきた。なので

「いえ、久世さんの迷惑になるのでいいです。」

と答えると

「迷惑?意味わかんない。光輝君なら迷惑じゃないよ!」

と急に怒り出したので

「なら、みそ汁作ってください。もう夜中の3時なので。」

と言うと

「なら、私の部屋に来て。一緒に食べよ?」

と言われたので行くことに。


みそ汁が出来たので一緒に飲む。

「おいしいですね!」

と感想を言うと

「ありがとう!」

と笑顔で言った。僕は

「そろそろ仕事に戻りますね。」

と言って部屋に帰ろうとすると

「ねえ、光輝君は何時間寝てる?」

と僕の腕を掴んで聞いてきたので

「だいたい2時間ちょいですかね。」

と言うと、久世さんがベッドに僕を連れていく。

「今日は寝て。いいから!」

「やることがあるので。」

「どうでもいい!寝てよ!じゃないと…」

「無理です。やることがあるので」

「じゃあ、私も今日から寝ない。」

「いや、久世さんは寝ましょうよ。お肌に悪いですよ?」

「うるさい!」

「どうしたんですか?」

「私は光輝君が心配なの!一人であんな量の仕事を抱えて。私がOLだったころの倍だよ?もう我慢できない。私の気持ちも何もかもが。光輝君。私と同棲するよ。有無は言わせない。明日引っ越しするから。今日は寝て。私も隣で寝るから。」

「でも…」

「私はあなたのことが好きだからここまでするの!いいから!ほら!」

と言って僕と久世さんは同じベッドで寝た。久世さんから柑橘系のいい匂いがした。


引っ越しが終わり仕事をしようとすると

「今日から光輝君のことを監視するから。」

と言うと久世さんもパソコンを開き仕事をする。


時刻は午後8時30分。久世さんが

「今からお風呂に入ります。もちろん一緒に。」

と言い出したので

「え?恥ずかしくないんですか?」

と聞くと

「恥ずかしいよ。でも、好きな人になら見られたいじゃん。」

と顔を赤くして言う。なので

「いいですよ、もちろん久世さんはタオルなしですよ?」

と言うと

「いいよ。さあ、入りに行こう!」

と言って僕たちはお風呂に行く。

そのあとのことは書けないが、結論を言えば朝チュン。


その数年後、僕と京香は結婚し、性を清水にした。子供はいない。検査してみたら、原因は京香にあることが判明し、何度も「私たち離婚した方が良いんじゃない?」と京香が言ってきたが「僕はお前じゃないとダメなんだ!」と説得した。

その結果、今は子供がいないが幸せである。京香はヤンデレ化したが。



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アパートの隣人から夫婦になるまでの物語。 猫と犬が好き @nikuoisi

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