...

考えることは好きですか


嫌いですか


そもそもそんなことを考えたことすらありませんか






すました顔で


そこにじぃっと立っている


湿度の高く


重黒い奴。


ひらいた背中が


突如として


さされてしまう


何も流れるモノはない


朱がなければ黒もなく


白さえも見当たることはない




歩いても何も起こらない


走っても息がきれるのみ


寝ていれば記憶が混濁し


目を開けていれば穢を見る。


全てが伏線となるのでしょうか


はたまた只のお遊びなのでしょうか











期待というのは「ぎしぎし」しています。


重い荷物を投げたい


まるっと。


よぃよぃとしたしんの芯の


まーくろい所からずるりと引きずり出した


そのすべてを。


満員に詰められてゐるのです


背負うことができるか否かなのです。


その旗を上げるかどうかは


一人にしか委ねられていない


なんとぎしぎししたものなのでしょうか。







「ぎしぎし」


というのは




















本当に嫌なものなのです。


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麺丸🐔 @menmaru54

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