第三話への応援コメント
キリのいいところまで読ませていただきました。
結月と小夜子、「月」と「夜」と「死」をモチーフにした物語が丁寧で落ち着いた、どこか上から冷たく見下ろすような筆致で描かれていて、夜の冷たい空気のような雰囲気を醸し出していると思います。時折出るピアノの話題から弦を弾く音のイメージが合わさって、独特の寒く乾いた一編になっていると感じました。二人の独白も破綻のない自然な心情が描かれていて、とても面白く読みました。
ここからの続きはまた後日にゆっくりと読ませていただきたいと思います。
ご応募ありがとうございます!
作者からの返信
返信遅れましてすみません。コメントありがとうございます!
文章に関しては、なるべく静かに、音を立てない空気を意識して書きました。
お暇な時にまたお読みくださると嬉しいです。重ねて、ありがとうございました!
後編への応援コメント
黒崎さん、完結お疲れ様でした。
なろうで掲載していた頃にも読ませていただきましたが、ラストに到達する筆致もぐっと繊細でよりリアルなものになっており、読み応えがありました。
全編通してひたひたと夜が染み込むような冷たい空気が魅力的でしたが、このラストの開放感は大変素晴らしく陽光の温かさを感じました。
感傷的な散歩を通して、小夜子の魂だけでなく柚月の魂もまた息を吹き返したのですね。恋愛関係よりずっと崇高な関係性だと思います。このような魂の手の取り合い方ができる尊さを大人になった時より深く知るのだろうなと、彼らの未来に想いを馳せます。
素晴らしい物語をありがとうございました。
作者からの返信
天上さん
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
なろうで掲載していた最初の原稿は投稿用のやつだったんですが、さらっと直しただけでそのまま投稿してしまいました。そうしたら選考中の数ヶ月で直したいところがぼろぼろと……。
今回カクヨム等の投稿サイトで載せる際、それなりに手直ししました。おっしゃる通り、前の原稿では柚月が一山変わるところが曖昧だったので、そこもちゃんと書けて満足です。
この二人はある意味、恋愛関係よりも深い時間を共有した気がします。次にどんな風に顔を合わせるんでしょうか。彼らの未来に幸あれという感じです。
重ねて、最後までお読みいただきありがとうございました!
序章 月の光への応援コメント
素敵な出だしの物語ですね。夜の神秘的な雰囲気、二人の会話が非現実的に感じられながらも心地よく響きます。
ドビュッシーの月の光、自分も好きです。
作者からの返信
初めまして。コメントありがとうございます。この非現実感を味わっていただけたなら幸いです。
私も好きな曲です。やっぱり素敵な曲ですよね〉月の光