*第64話 も!もごふにゃごにゅら~!
アーノルドは中位上級精霊と契約している。
そこそこに高い親和性を有しているので、
サラアーミアの人見知り言語も少しだけなら理解が出来る。
「おぉ~此処がモスクピルナスか!なんと美しい!」
聖女の初デートと言えば、やはり此処だよね!
「
「いや!今のは違うのだ!もちろん姫の方が美しい!
決まっているではないか!」
前言撤回!
まったく理解してなかった~
「
「どうか機嫌を直しておくれ!」
「
「あぁ!姫を悲しませるなんて!私は駄目な男だ!」
「
「
「
おもむろに四つん這いになるアーノルド。
「
「
挿絵:https://kakuyomu.jp/users/ogin0011/news/16818023212114026362
「踏んづけてあげなさいよ。」
「それよりも百叩きが良いわ!」
「この枝なんか丁度良いわよ!」
「お!おしっこ~!」
「
「まぁ!エイミーまたなの?」
「出かける前にしなさいっていつも言ってるでしょ!」
「だぁってぇ~」
「その辺でしなさいよ!」
「
ちびっ子サーシアちゃんが来てた!
まぁ聖女なのだから此処へもフリーパスで入れるわいな~
「ちょっと!何よ貴方達は!」
「達は!」
隠れて見守っていた双子が慌てて出て来た。
「可愛い子ね!何所から来たの!」
アルサラーラも飛び出して来た!
けど、なんか違う・・・
「
「噂の闇の聖女よ!」
「大スクープだわ!」
「またバカ売れだねぇ~」
やっぱりこいつらも居た。
「あ!先輩~い、どうも~」
「あら、貴方達が今度の?」
「はい~来たばかりで~」
「色々と教えて下さぁい!」
リカちゃん達は世渡り上手!
「なかなか見所が有るわね!」
「どう?入る?同好会!」
「え?何ですか~?」
「
「
なんかもう・・・
ぐちゃぐちゃだぁ~
「お母様は?来ていないの?」
「お母様?」
「ま?」
(何処かで見た様な・・・)
そりゃぁそうだ。
「えぇ、お母様よ!」
「誰の?」
「の?」
(気のせいかしら・・・)
いやいや気のせいでは無いよぉ。
「私達のお母様よ!」
「決まってるでしょう?」
「知りませんわよ!貴方達のお母様なんて!」
「なんて!」
(でも毎日見ているような・・・)
毎日見てるよぉ~
「あら!知らないの?有名よ!」
「だから誰ですの!」
「の!」
(何所で見たのかしら・・・)
お城に居るよぉ~
「うふっ!聞いて驚きなさい!」
「私達のお母様は、大聖女なの!」
「あら、そう・・・え?」
「え?」
「え?」
「大聖女エルサーシア!」
「それが私達のお母様よ!」
「
「思い出した!お母様ですわ!」
その通~~~り!
「あぁ~すっきりしたぁ~あれ?どうしたの?」
その辺でして来たな・・・
「
*******
「か!閣下!何所にも居ません!」
「うふっ!困ったな・・・何所へ行ったのかな?
うふふふふふふふふ。
まったく勝手気ままだねぇ、あの子達は。
うふふふふふふふふふ。」
だってサーシアのクローンだもの。
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