*第25話 Gの13番
連れて逃げてと娘は泣いた。
何も言わずに男は去った。
背中で泣いてる
今は寄り添い川の
クリステルとケーンサンの
ヤンギーリ川の
王族としての務めを果たしたクリステルと、
ただ一人を想い続けたケーンサンが、
人生の終末を共に過ごしたその
「
他人の死に無関心なエルサーシアだが、身内となると話は別だ。
「リコアリーゼで御座います。」
「
「アルサラーラですわ!」
「貴方もご挨拶なさいなシオン。」
「え、えっどオラぁシオンだべさぁ。」
「我が家の一員に成りましたの、可愛い子で御座いましょう?」
「私のお気に入りですのよ!」
アルサラーラが右腕に絡みつく。
「
左腕はサラアーミアが抱き着いている。
「
ハイラムは平和ですけぇ安心するざんすよ。
これからも姉御と一緒に見守っていて欲しいざんす。」
クロビーにとってケーンサンは理想の男だった。
彼こそが
「サーシア、歌って欲しいざますわ!」
ヒバリーヌから精霊歌のリクエストだ。
「えぇ、良いわよ!」
「私も歌いたいですわ!お母様!」
「あぁ~♪私も~~~♪」
「
「みんなで歌いましょうね!」
「何を歌いますの?」
「”G”の13番でどうかしら?」
「まぁ!素敵!」
「それが良いですわ!お母様!」
「
「決まりですわね!」
『
チャッチャラァ~ン♪
チャッチャラァ~ン♪
挿絵:https://kakuyomu.jp/users/ogin0011/news/16817330666711553290
「叔父貴も姉御も喜んでるざんす!」
きっと泣いていると思う・・・
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