5話

ニューク、ニューク、起きておくれよ。



スチさんが起こしにきたみたいだ。起き上がり、目をこすっているといきなり、



今日は君にこの王都についてお話しようと思うんだ。いいかい?



はい!!!


俺は大きな声で答えた。



よし、じゃあ身支度を整えたら僕を呼んでおくれ。外にいるから。



わかりました!


急いで支度を済ませ、扉を開けた。



以外と早いね。じゃあ、僕に捕まって。



また、怪しげな技で移動した。ここはどこだろう?辺りを見回していると良い香りが漂ってきた。



ここは食堂だよ。説明前に腹ごしらえだよ。



スチさんの隣に座り食堂のおばちゃんが作っているところを見ていると、あっという間に出来てしまった。



へいお待ち!!


元気な声にビックリしたが、お腹が空いていたので、直ぐ食べ始めた。




よし、腹ごしらえもしたところで、次の場所にいくよ。ばあちゃんありがとねー。



行動が早い人だ。そう考えている間に次の場所に到着した。



ここは教室だよ。広いでしょ。明日から君にはここで講義を受けてもらうから、とりあえず本当に簡単なことだけ教えるね。



行きなり言われても....と思ったが、仕方がないので聞くことにした。



まず、この世界についてだね。


いきなり壮大な話!


この世界に太陽が近づいていることは知っているよね?このままのスピードで太陽が地球に近づけば、僕たちはあと10年ほどしかここに住めない、ということが博士の研究でわかったんだ。そこで解決策として博士が地球から他の星へ移動することを考えたんだけど、僕たちの国では1万人程しかいけないんだ。



じゃあ、ほとんどの人が死んでしまうじゃないですか。


あわてて言うと



そうだね。ここの国王も君と同じことを考えたんだ。そこで、始まったのは、人類強化計画。これは、国王が国民に仕向け始まったものなんだけど、実は僕これに参加しててね。








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Mediation @kuwata-sou

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