最終第53話 未来は遠く見えずとも
盾を持って魔方陣に飛び込み、着地した瞬間に動けなくなった。まるで頭の血液が足に落ちるような感覚がした。おれの魔力が吸われているのか。
おれは歯を食いしばり、一歩踏みだした。そしてもう一歩。
「んぐっ!」
三歩進んだところで、感覚が変わった。からだが寒い。凍るようだ。
「ま、魔力がなくなれば、つ、次は生命力が吸われるぞ」
瀬尾の声がうしろから聞こえた。おれの魔力、たった三歩でなくなったのか。どんだけ少ないんだ!
「勇太郎、もどってください!」
玲奈がさけんだ。
「だ、だいじょうぶ」
なんとか笑顔を作り、玲奈に答えた。一歩踏みだす。そしてもう一歩。
これはあれだ。猛吹雪の中を裸で歩くようなものだ。だが動けないわけではない。一歩踏みだす。そしてもう一歩。
「勇太郎、危険です。顔は血の気がありません。もどってください!」
おれ、そんな見た目なんだ。でも見た目で言えば、樹のみきに埋まって頭と左手だけでてる玲奈タンのほうが、よっぽどヤバイ。
「なにくそ!」
一歩だす。
「これくそ!」
もう一歩。
ゆっくり歩いているだけなのに、息が荒くなってきた。自分が肩で息をしているのがわかる。
「それがなんだ!」
もう一歩。
「助けるぞ!」
ほら一歩。
「助けなくていい!」
さけびが聞こえた。首をなんとかまわす。玲奈が泣いていた。
「もう充分です。充分助けていただきました!」
「なにも助けれてねえ!」
なんという不甲斐なさ。死神のときも吸血コウモリのときも、ケガをしたのは玲奈だ。
「ちがうのです、勇太郎!」
もう一歩踏みだそうとしたおれを、玲奈の声が止めた。もう一度玲奈を見る。
「わたしの中の『悪い物』は、いつの間にか消えていました。それはおそらく、勇太郎といたからです。この五年間、人生で一番楽しかった。もう充分です!」
それはびっくりだ。なにか努力をしたわけでもない。玲奈といると楽しいからいるだけだ。
「もう悔いはありません。もどってください!」
「おれは悔いだらけだ!」
玲奈を助けられなくて生きていけるか!
動け足! 一歩! 二歩! 三歩! 四歩!
「五!・・・・・・」
さけぼうとして、さけべなかった。なにかが切れた。そんな感覚がある。
気づけば地面が目の前だった。
「勇太郎!」
玲奈の声が遠くに聞こえる。おれは倒れたのか。『13』の文字まで、あと5mほどだったはずだ。
からだが動かない。いや、ゆっくりとなら動く。地面が目の前。左肩が地面についているのがわかった。横を向いて倒れているのか。からだを倒し仰向けになった。夜空。
「勇太郎!」
そうだ。玲奈を助けないと。それでも武器がない。またミスだ。瀬尾にブリザードボールを三球使った。一球残しておけば。
そもそも、瀬尾には室田夫人のペンダントを使うつもりだったのに。『復活のペンダント』は魔族に使えば『沈黙のペンダント』という武器になる。魔力封じになる。
魔力封じ? そうか、早貴ちゃんの占いは正しい。封じるのは瀬尾ではなく、玲奈の魔力か!
玲奈に届けないと。残った手はひとつある。
ズボンの左ポケットに手をのばした。なんとかつかむ。震える手でだした。
仰向けのまま起きあがれなかった。ならばこのままだ。左手のトランプを顔の前に持ってくる。右手もなんとか添えた。一枚取らないと。
『ピンチのトランプ』が入った箱の上側をあけた。トランプがすべて顔の上に落ちてくる。や、やっちまった。
いや、箱の中に一枚だけ残っている。引き出した。
『ハートの
ハートの9は一度引いた。あれと似ているのなら・・・・・・
トランプを胸のペンダントに押しつけた。心で念じる『くっつけ!』と。
胸元が光っているのがわかった。作動したようだ。ならば、玲奈の元へ飛んでいけ!
「ぉぉぉぉぉ・・・・・・」
思わず弱々しい声が漏れた。ペンダントに引っぱられ、おれの上半身が起きる。首から外すのを忘れていた。
ペンダントはピーンと張っている。玲奈の元へ飛んでいく寸前だ。首を折ってなんとか頭をさげた。ずりずりっとペンダントのヒモが頭のうしろをすべっていく。
すぽん! と首からペンダントがぬけた。それは一直線に飛び、玲奈が手でキャッチするのが見えた。支えを失ったおれの上半身が倒れる。夜空が見えた。
たぶん魔力を封じれば、生命力を吸われながらでも少しの間、玲奈は動けるようになるだろう。
玲奈はペンダントの意味がわからないと思うが、この状況でおれが飛ばしたんだ。とにかく首にかけるはず。玲奈が助かれば満足だ。おれは、まぶたを閉じた。
「勇太郎」
声が聞こえた。玲奈の声だ。
死ぬ間際には走馬灯のように思い出がよみがえるという。おれの最後は玲奈か。当然だな。
「すいません」
なぜ、あやまるのだろう。おれは感謝しかない。
「勇太郎が、飛び跳ねるほど元気になるイメージが、これしか思い浮かびません」
そんなことを玲奈が言った思い出はない。いつの思い出だ?
唇になにかが触れた。
目を開ける。目を閉じた玲奈が、そこにはいた。からだの奥底から活力が湧いてくる。
玲奈が唇を離した。おれの目を見てほほえむ。そして気を失ったのか、おれの胸に倒れた。
おれは青いオーラに包まれた。からだを起こす。玲奈は左手にペンダントをにぎっていた。中央の暗黒樹を見る。玲奈がいた部分が砕けるように割れていた。
玲奈はペンダントを首にかけ魔力を封じ、暗黒樹から抜けでたあと、またペンダントを外したのか!
玲奈を横たえ、すぐに立ちあがった。おれに湧きあがる魔力がすごい。玲奈から唇を通して入ってきた魔力だ。しかし足から魔方陣に流れる感覚もある。急ぐぞ!
『13』の文字はすぐ近く。一歩踏みだす。からだが重い。魔力を吸い取られているからだ。
最後は気合いだ。
「おおお男が!」
おれを包む青いオーラが大きくなった。もっと気合いだ。
「男があああ!」
青いオーラが黄色くなる。
「チュウされたのに負けるかあああああああ!」
黄色のオーラが大きくなった。もっと来い! もっとパワーだ!
「おれは、おれはああああああああああああああ!」
気合い全開でさけぶぞ!
「玲奈が好きだああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
さけんだ。おれから赤いオーラがほとばしる。上着、Yシャツ、Tシャツはすべて
『13』の数字に向かって飛ぶ。
「輝け、おれの右手!」
拳をにぎる。その拳が光った。
「死ね! 魔方陣!」
光る『13』の数字を殴った。爆発が起こり、おれは吹っ飛ばされる。
コンクリートの地面をごろごろ転がり止まった。からだを起こす。魔方陣は消えていた。
玲奈に走る。仰向けに寝ている玲奈の目はひらいていた。
「気がついたか!」
「ええ、すごい風で目が覚めました」
「拳で打ったら、爆発したんだ」
「さすが、勇太郎。そうすると思いました」
玲奈が起きあがるのを手伝った。立つとすぐに玲奈は夜空を見あげた。
「止まりましたね」
おれも見あげる。夜空の雲の切れ間には、前のように街の灯りは見えなかった。
ウー! というサイレンがまた聞こえた。
「勇太郎あれは!」
玲奈が指さすのは小高い山だ。炎の巨人イフリートと、白い霧の巨人が絡まっている。
「やべえ、こっちに固定化しやがった!」
そうだ、玲奈がいる。おれは思いだした。
「玲奈、下に封じ箱がある、いま取ってくる!」
「勇太郎、あれは、わたししかさわれません!」
そうでした。まるでウニつかみ取りでした。
場所を教えると、玲奈が階段へと駆けていく。
「くっ・・・・・・」
うめき声が聞こえた。なにかと思えば吸血族。パイセン瀬尾だ。
胸に刺さったナイフからは、まだ青い炎はでている。スーツの上は焼け落ち、上半身は真っ裸だ。刺さった皮膚のまわりは焼けを通りこし、黒くコゲコゲになっている。
なんというしぶとさ。あれかな、ヴァンパイアの逸話では再生能力とかをよく聞く。
「うおっ、まぶしい!」
あたり一面が白くなった。しばしばと目をしばたかせると、視力がもどった。屋上のドア近くに玲奈がいる。その手には封じ箱があった。
「玲奈、うまくいった?」
「はい。この距離では無理かとも思いましたが、やってみました!」
たのもしい。なんともポジティブ。それに青い瞳の笑顔がカワイ過ぎる。
おれは瀬尾に目を移した。
「センパイ、なーんにも、ならなかったっすね」
「んっ・・・・・・くっ・・・・・・」
瀬尾は苦痛で言葉をだせないようだ。
玲奈が近くに来た。
「まだ生きているのですか」
「再生能力があるんじゃないかな」
「なるほど、すさまじい生命力ですね。長生きするはずです」
そう、長生き。なんかそれって、使い方をまちがえなきゃ、賢者みたいになれそうなんだけどな。
「あのさあ、玲奈」
「勇太郎、救う気ですか?」
聞く前にバレた。さすが
「けっきょくさ、だれも死んでないじゃん。ケガもしてないし」
「あー、そうきますか。なかなか反論しずらいところですね。それに戦った勇太郎がそう思うのなら、口は挟めませんが・・・・・・」
玲奈がくわっ! と目を見ひらいた。
「下等な分際で、生きるか、死ぬか、選んでみるか」
えっ、玲奈タン、なぜに【魔王モード】よ。
「今後、二度と、このようなマネをしないと約束すれば、生かしてやろう」
玲奈が吸血族をにらむ。にらまれた瀬尾はナイフの痛みで苦悶の表情だ。
「それに、学校を一日も休まぬこと」
おおっと、魔王の玲奈から厳しい注文でた。
「・・・・・・んっ・・・・・・くっ」
「よし、約束を結んだぞ」
さすが魔王。なにも答えてないけど、約束です。
「まあ、下等な生き物は一日と守らぬだろうがな」
そう言って玲奈はナイフの
「ウニを手づかみしたような激痛です!」
「玲奈、ウニを手づかみしたことあるの?」
「そう言えば、ありません!」
このナイフ、勇者専用なのかも。軽く見てゴメンね、果物ナイフ!
ぼふっ! と火がでた。
「ぐああ!」
瀬尾がさけんだ。おお、やべえ。ナイフ様が怒ったかも。
おれはナイフの柄をにぎり引きぬいた。不思議なことに、このナイフ、刺しても血が付かない。今度、リンゴでもむいてみようかな。
そう思ったら、ぼふっ! と火がでた。やめよう、焼きリンゴになっちゃう。鞘にもどし、ポケットに入れた。
「・・・・・・助けた、つもりか」
弱々しい声で、瀬尾がつぶやいた。
「いえ、殺したくないだけです」
「なぜだ」
「学校のセンパイですし?」
瀬尾は眉をしかめた。わからないといった顔だ。だってねぇ、一年間、3-Aの教室を見るたびに、おれが殺したんだよなぁ、とか思いそうだし。
「治療まではせぬぞ」
おう、魔王タンは厳しい。瀬尾をにらみつけていたが、ふいにおれを見て笑顔になった。
「勇太郎はやさしいよね~」
にゅお、不意打ちの【女子モード】で、小便ちびるかと思った。
そのとき、ぐらりと足もとが揺れた。地響きのような音もする。
「勇太郎?」
「なに、玲奈タン」
「魔方陣を壊すとき、どんなイメージでした?」
「そりゃあ、もう、ビルが真っ二つに」
おれと玲奈は見つめ合った。美しい。でも、それを言うべきときじゃない。
「に、逃げよー!」
「はいっ!」
おおお、地面が小刻みに地震みたいになってきた。やっべえ!
走ってリュックをひろう。急いで盾をその中に入れているときに思いついた。
「そうだ、マジカル様!」
リュックの前部分に入れておいた絨毯の切れはしをだす。それからリュックを背負いなおした。
屋上のゆれはいよいよ激しい。一階まで降りるのは間に合いそうにない。
「飛ぼう、玲奈!」
「勇太郎?」
ぐらり地面が揺れた。屋上がかたむく。玲奈の手を取った。屋上のはしに向かって駆ける。
学校の屋上のように柵はない。へりまで走った。
「飛んで、玲奈!」
手をつないだまま、ふたりで屋上から飛びおりる。
「たのむ、マジカル・カーペット!」
にぎりしめた絨毯が、ふいに浮力を持った。右手に絨毯、左手には玲奈。さすがに二人は重いのか、ゆっくりと降下していく。
瀬尾のビルがある敷地を越え、いくつかの建物が建設中の工事現場へと着地した。
「勇太郎、ビルが・・・・・・」
ふり返ると、瀬尾のビルが崩れていく。あいつ、助かるのかな。まあ、羽があるし、なんとかなるか。
「あっちだ、崩壊したぞー!」
おとなが何人か、工事現場に入ってくる。おれと玲奈は、建設中の建物に隠れた。
周囲を探る。おとなたちが入ってきた入口以外にも、いくつかフェンスの出口はあった。
「向こうから、こっそり出ようか」
玲奈がうなずく。
「上着、貸しましょうか?」
そうでした。上半身が裸でした。
「一ヶ月しないあいだに、制服二枚なくすって。親父に怒られるな」
笑う玲奈から上着を借り、工事現場をあとにする。
フェンスの外に出ると、いつもの街が広がっていた。
「なんだか、いつもの風景に安心しますね」
玲奈の言葉にうなずく。駅前から離れると、人通りは少なかった。
住宅街を歩いていく。
「そういえば・・・・・・」
ふいに玲奈が口をひらいた。あれかな、さっきのやつ。おれを助けるとはいえ、キ、キ、キ・・・・・・
「来週の月曜には、進路アンケートの提出ですね」
あー、そっち!
「勇太郎、なんと書くのです?」
「んー・・・・・・」
なにも思い浮かばない。
「適当に書くか。いやそれをすると、それに合わせてウソつくのもイヤだな。白紙でだそうかな」
玲奈がほほえんでいる。
「勇太郎らしいですね。そう言うだろうと思いました。もしくは」
「もしくは?」
「葉月玲奈の夫」
「あー、そっちもあった!」
「ジョークですよ。タイムリーな話題ですので」
おれは小首をひねった。タイムリーとは『新鮮な話題』という意味だ。
「おや? わたしだけでしたか。映画を観ながら、ずっと思ってました。勇太郎と結婚すると『奥さまは魔王』になるんですねぇと」
おまえもかい! と思ったが、返す言葉にも困った。この山河勇太郎、めっちゃ照れますがな。玲奈は気づいてないだろうが『わたしが結婚すると』ではなく『勇太郎と結婚すると』と言った。おれとの結婚を思い浮かべてたってことだ。
「しかし、この一ヶ月で、いろいろな恋や愛を見ることができました」
「室田夫妻や、小林さんの友達か?」
「はい。それに、おじさまも」
あー、親父ね。そうだな。おふくろって、親父のすべてを知ってたんだと思う。それでも仲が良かった思い出しかない。ふたりは愛し合ってたんだろうな。
「恋や愛とは、難しいものですね」
玲奈は、ため息とともにつぶやいた。
「玲奈タン」
「はい」
「急がない、急がない」
「あなたが、それを言いますか」
玲奈は笑ったが、はっと目を見ひらき、おれを見た。
「そうか、だめですね。わたしは、ほんとに悪女だ」
「えっ、なにがよ」
「きちんと勇太郎に答えていないのに、ファースト・キスを奪ってしまいました!」
「そこかよ!」
「人生でかなり、意味合いが強いと聞きます。申しわけないことをしました」
それを言うなら、玲奈のファースト・キスを奪ったのがおれ、ということにもなるのだが、そこは置いて玲奈は真剣に悩んでいる。
「まあ、幼なじみだし、いんじゃね? 逆に、初めてがほかの人だとイヤだろ」
なんとも適当な理屈を言ってみたが、玲奈は立ち止まった。
「なるほど、それは言えます。真理ですね」
言えるんかい! とツッコミそうになるのを止めた。普通に考えれば、おれのことを好きなように見えるが、まあ、おれは答えを急いでいない。そもそも、おれは答えが欲しいのだろうか?
「あっ、星が見えるようになりましたか」
玲奈は夜空を見あげていた。おれも見あげる。
分厚い雲は、どこかへ去っていた。あの雲は魔方陣が引き寄せていたのかもしれない。異常に分厚い雲だった。
「坂本店長に、ちくわ弁当を取ってもらってるんだ。帰ろうぜ」
玲奈がうなずき、歩きだす。
「深夜ですね。わたしの分もあればいいのですが」
「それダイジョブ。二個たのんでおいたから」
「さすがですね。食べ物になると、頭の回転がするどい!」
「それ褒めてねえし!」
笑いながら、玲奈と夜の住宅街を歩く。
高校生か。こうして夜の街を玲奈と歩くだけで、楽しいものなんだな。
おれと玲奈の未来や、このさきどうなるか。それはあの進路アンケートのように白紙でしかないのだが、とりあえず、いまは楽しい。
ふっと、これが三年間しかないのだと気づいた。
「あのさ玲奈」
「はい、なんでしょう」
「坂本店長からは、ちくわ弁当。室田夫人からは手作りパウンドケーキがある」
「なるほど、世界を救った報酬。どちらも素晴らしいですね」
「玲奈からも、もらっていい?」
「わたしから?」
おれは手を差しだした。
「コンビニまで、手をつないで帰りたい」
「それは、学校関係者に見られると面倒になりそうですが」
そうだ、それがあった。手を下げようとしたら玲奈がさっとにぎった。青色の瞳をした幼なじみは、にっこりとほほえむ。
手をつなぎ、ふたりで歩き始めた。
どこにでもある田舎の、どこにでもある住宅街。でもいま、玲奈と歩いている景色を忘れないよう、道のさきを見つめた。
静まり返った住宅街。等間隔で外灯が並んでいる。
夜の外灯はやさしく、そしてとても明るく、おれたちふたりを照らしていた。
完
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