ジャパメタと特撮と私

嬌乃湾子

ジャパメタと特撮と私

ある日、私はとある音楽雑誌を買う。それは自分の好きなギタリストが表紙の雑誌。

家でその雑誌を読んでいると、色んなバンドの情報も入るよね。その中で某バンドがアレンジした楽曲を出すというのが書いてあり、それを旦那にこんなの出すんだって、と言ってみた。



すると旦那は「いらん」と言いながらこう続けた。



「〇〇の(表紙の)雑誌だけでなく今度はCD?お前、本当に気が多いな‥

何?お前欲しいんか?だったら今度のクリスマスプレゼントに買ってやるよ」



その話はそれで終わり、別にそれが欲しいとか言ってる訳じゃないけど、

別にライブ行ったりおっかけとかしてるわけじゃ無いし、ただ好きなミュージシャンの音楽を愛でるだけで、何が悪いんだ。



思い起こせば某アニメ主題歌がきっかけでとあるバンドが好きになり、バンド名変わったりしてもそのボーカリストの楽曲聴き続けたりしている。其の他色んなバンドの楽曲聞いて次も聴いたりするのは、見た目だけじゃなくて曲が前提で、多分そこの人たちと楽曲をリスペクトしてるからだと思ってる。

しかしそうこうしてるうち物は増え、その一部を嫁入り時に持っていったがあれから時は経ち


住んでいるところに置く場所はほぼ無くなり、持ってきた本を探そうと押し入れの隅っこに置いてあるパンパンになった段ボール二箱から探そうと出し入れしていたら腰がやられそうになった。そんなこんなで余程のものだけ買おうと‥しかし配信音源とか苦手なのでやはりCDがいいなと。

しかし旦那はこんな事を言ってるけど、自分が小説を書いていても文句は言わない。最初に書いたのも読んでくれたし、(今はほぼ見ないけど)逆に実家の家族の方が趣味的だけど、もっと現実的に‥みたいな感じだった。



小さい頃、父が特撮番組のブツを買ってきたり曲の入ったカセットテープを聴かせたりしたので歌と名前は知ってるけど見た記憶は判らないみたいな感じで、何故か家の中で浸透し、ある日、母が家に来た郵便物を見て呆れた声で「あ〜ま〜ぞ〜〜ん!」と叫んだ事もあった。



しかし私は平成になった時、テレビで放映されるものにじわじわ洗脳されていき、ある年、特撮雑誌を買うまでになってしまう。それは俳優多めの雑誌で、それを見た兄弟から「とうとう姉ちゃんが‥」という顔をされた。それでも共有したい私はそこに雑誌を置いておくと、父がその雑誌を手にとりぱらぱらと見ながら、


「これは父ちゃんのエロ本と一緒やな」と呟く‥‥

それでも仕事に行くと子持ちの同僚の人とはたまに話題に出るし、テレビ放映と映画は結婚するまでは観ていました。


自分の中では平成の11年目で終わっているけど、ある家族のイベントで映画村へ行ったのだけど、その時見たショーの楽しかった記憶があるのです。






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