第8話 理想と現実
理想通りの人生を送っている人はあまり多くないだろう。大半の人は理想と現実の相違を感じながら日々生活をしていると思う。
私も子供のころに抱いていた未来の自分像とはかけ離れた人生を送っているのだが、今になって「理想」とは何だろうと思うことがよくある。
そもそも実現できないような理想を描くこと自体が間違っているのであって、理想通りの人生を送っている人は自分自身が実現できるようなことを理想にしたのではないだろうか。
生きていくうえで夢を追い求めることは必要だと思うのだが、現実とかけ離れすぎている夢は単なる現実逃避なのかもしれない。やはり実現できるぐらいの目標を夢にしたほうが理想的な人生に近づけるような気がする。
しかし、実現できるぐらいの目標を探すこともそう簡単なことではない。自分にどんな才能があるのを的確に判断して、その才能を生かせる仕事を探す、もしくは新たに作り出さないと才能を発揮することも難しいだろう。
結局、凡人にとって「理想」は絵に描いた餅なのかもしれないが、それでも「理想」追い求めるの欲深い人間の業なのかもしれない。
小さな疑問 佐藤 誠 @koto44
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