第42話
同棲を始めて、
暫く経ってからの定期考査で。
勉強ばっかさせられてた俺は。
学年一位になってた。
藤島くんは。
俺に抜かされて滅茶苦茶病んでた。
廊下にて。藤島くんの悔し泣きを見た。
「くそっ...!クソォっ...!!
何で俺がカースト最底辺に負けなきゃいけねぇんだよ、カンニングじゃねぇのか...」
断じて俺は。カンニングはしてない。
ラブレターの量も、
順位も。
気が付けば逆転してしまっていて。
今、俺は前髪下ろしてるけど、
モテ期の最中にいた。
一度、オールバックで登校してしまってるから、やっぱ、見た目陰キャ寄りに振っても、
もう遅かった。
いつだって俺は手紙が
届いていたら、
すぐ下のモテモテハーレム主人公さまの
藤島くんに届けていたが。
今はもう。
そんな事はしなくなっていて。
自分に自信がついた俺は。
やきもちやきのヒナタに内緒で。
自分の勉強机の1番下に。
貰った大量のラブレターを大切に保管...
あ、正確には隠しているのでした。
陰キャぼっちの俺、下駄箱に来てたラブレターを俺宛である訳がないと思い、Sランクイケメンの上履きの上に入れて置いた→なんか学園のマドンナが滅茶苦茶機嫌悪いんだが、どゆこと!? 雲川はるさめ @yukibounokeitai
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