『鬼娘の巫女』 夢原 礼 (part3)
●レイについて
俺のパートナー。大事な人だ。
結構情けないところを見せることも多いけどそんな俺のことを好きだって言ってくれるんだ。こういう人が近くにいると、やっぱ好きになっちゃうよね。親友として。
レイは俺には結構攻めたコミュニケーションをとってくる。あんな美少女にくっつかれるのはやっぱり悪くないけど、俺のことをぎゅっとして、たまにいろんなところをさすったりむにむにして『やわらかもちもちしゅき』とか言うのは、少し控えてほしいね。
でも、もしかすると寂しがりやなのかな。ぬいぐるみが好きなのはこの前買い物の時の目線で分かったし、今度プレゼントしよ。
●大門について
レイを除けば一番の友人かもしれない。ずっと俺たちの味方してくれるし、偏見なしで男の時の俺とも女の時の俺とも付き合ってくれる。
やや手が出るのが早い性格だけど、迷いのなさは一番ですごく頼りになるよ。はぁ、体もデカいし、マッチョだし、昔の俺はあんな感じを目指してたんだけど、まさかほぼ理想形が現れるとは……。ちょっと複雑な気持ちだな。
こいつのことよく知らない人はただの怖いヤンキーだと思うけど、実はそうでもない。腕っぷしは強いけど、本人は結構人情に厚いタイプかな。
●円について
最初は鬼娘の巫女を監視する女だったけど、いつの間にかなれなれしくしてきたから俺も慣れ慣れしく接してる。って関係かな?
お口は悪いけど所作にはやっぱりお嬢様だなぁって言うのが表れてると思う。3年生上位レベルの呪術使いで、かなり強い。俺なんかの初心者を気にかけてくれるなんて思えば不思議な縁だな。
あいつ、たまに俺にくっついて「ああ、いやされるー」とか言ってくるんだよ。俺はぬいぐるみじゃないっての。でも日々の公務が忙しいんだろうな、俺と同年代で最前線で戦い続けている彼女のことは尊敬してるよ。
でも「嫁にするならレイとかゆめみたいな可愛い女の子にする」って、そんなこと言ってたら結婚できないぞ。お姉さんにも心配されてるんだろ。
●明奈について
協力者……という立ち位置でそれ以上じゃないって個人では言ってるけど。俺の周りの愉快な仲間たちはそれを許さないみたいだ。俺としては一番しっくりくる関係だけど。
でも、だからと言って仲良くないわけじゃない。最初こそ口数は少なかったけど、付き合ううちに仲良くなって来たと思う。
彼女は、なんと言うか人には言えない秘密を抱えている気がする。いや、仕事とか経歴とか、そういうところじゃなくて、もっと気持ちの面というか。たまに一緒にいると感じるんだ。普段とそういう時って態度が全然違ってて、その時だけは、それを忘れてるみたいな。
「君たちと一緒にいるときは、まあ、気が楽だよ」って言ってくれるのはうれしいけど、頑なにそれは言ってくれない。もしかすると、その心のうちを聞けたとき、本当に友人になれるかもな。
●如月と林太郎について(第1章終了前)
あいつらとしてはセットで扱うなって話だけどやっぱり息ぴったりの2人だよ。いつも一緒にいるから、そういう仲だと見られても仕方ないと思うけどなぁ。
反逆軍の仕事と学校を両立しているのは、本人たちにとっては楽しいらしいけど俺から見るとなんか大変そうだ。たまに眠そう、疲れた状態で学校に来たりするから……。
安住から聞いた話だと如月のことは林太郎も安住も心配しているみたいだ。大丈夫ならいいけど
●如月と林太郎について(第1章終了後)
如月は何か吹っ切れたみたいだ。俺から見ても以前に比べ寄り活発になっている。でもなんか吹っ切れすぎのような……。そんな風に俺は見えるけど、たぶん林太郎がいれば心配いらないだろう。
如月は前衛、前を切り開く、あるいは後衛を引っ張る。後衛は林太郎、前衛を支える。最近は寄りそんな2人組になってきた気がするな。
●安住について(第1章終了前)
嫌いだあんなやつ。俺をいつもいじめてくる。
俺とレイのことが嫌いならいいけど、あいつの正義を俺は絶対に認めない。レイは必ず守ってみせる。
まあ、あいつの言うことは一理あることも、あいつが悪い奴じゃないこともわかってはいるけど。それでも、好きにはなれない。
●安住について(第1章終了後)
水晶野郎が話したあの真実、過去を経て、あいつは情を捨てた。
不幸になる人をこれ以上出さないため、悪を斬る。
あいつの正義は本気だった。そして姉貴を大事に思っていることも、あいつの忠告が重みをもった言葉だったことも知った。
それからか、嫌いではなくなったよ。まあ苦手だけど。怖いし。
あいつにとっての正義は、間違いじゃない。俺は自分の正義を信じているけど、安住がいなければ俺はそれだけだった。
俺にとってあいつは良い仲間じゃないけど、いなければ気づけないことがある。覚悟を持って生きている安住の行動、思想、1つ1つは俺にとっては新鮮で、向き合わないといけないことだ
●玄武について・普段
最強、その名にふさわしい人。
なりそこないを神降すら使わずに討伐したところは本気でカッコよかった。けど、何よりあの人は結構俺たちのことを信じて、気にかけてくれるいい先輩だと思ってる。
自分では結構親しみやすさを演出しているみたいだけど、普段のふるまいから戦いに至るまで、自然と尊敬するようになる人が多いんじゃないかな。
●美麗について
同級生にいるトップスター、炎雀家当主で十二天将のお嬢様、強い。
他の人はそう思っているみたいだ。俺はそれよりも、責任感が人一倍ある人だなと思ってるよ。
でも、かなり大変そうだ。たまに俺たちの前では弱音を吐きに来る。きっと本人にとっては当主の座、十二天将の座はまだ重いんだろうな。
俺から見れば、いつも弱っているときの様子を見せれば、もっと怖がられずに済むと思うんだけどね。でも彼女のプライドがそれを許さないみたいだ。
(ストーリー更新の度、さらに追加予定……)
神秘と悪霊の魔"京"へようこそ!:「ろろぼ」特別号!<『異世界』日ノ本の「京都」「東京」を旅しよう!> とざきとおる @femania
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