カクテルと私

@takewasa1

第1話 紅茶とカクテルの店「hide 」

チリンチリン、店のベルが鳴る。この店「hibe 」の美人店主琴葉と見習いはもう店開きの準備をしていた。

「見習いさん、開店の札をかけてきてくれますか?」

黒板を描きながら琴葉は言う。

「あ、はい」

俯きながら見習いが言う。いつもの風景だ。

店の中で一番大きな時計が6時を告げた。

紅茶とカクテルの店「hide 」開店の時間だ。

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