花言葉 ムシトリナデシコ(4月22日)
春先で困るのは、花粉と黄砂、寒暖差だと思うんですよ。我が家はそろそろ花粉症が落ち着いてきたようですが、寒暖差に続々とやられています。
暖かくなるのは良いけれど、汗をかいた後に首筋が冷えて肩凝りや頭痛が出たり、お腹が痛くなったりしますよね。
今日なんて、昨日との寒暖差が激しくて、朝から身体中が冷え冷えです。何だか、春の罠にかかってしまったような気がします。
さて、4月22日の誕生花は『ムシトリナデシコ』になります。
ナデシコと聞くと、秋の七草のナデシコを思い浮かべる方も多いと思います。このムシトリナデシコは、初夏に開花する小花で、ナデシコの仲間です。
幼い頃、野原で摘んだとき、指先にぺたぺたとした粘液がついて思わず手を離した覚えがあります。愛らしい花ですが、これは摘み取っちゃいけないんだなと、幼心に思ったものです。
それにしても、見た目に反して物騒な名前が付いてますよね。
食虫植物かと思った方もいるでしょうが、そうではないんですよ。
これは、茎の部分からぺたぺたした粘液が出ていて、それに虫がくっつくことからついた名前です。でも、捕まえた虫を消化吸収することはないんですって。
花の蜜をとりにくる蟻を防ぐために分泌されてると、考えられているそうですよ。
ムシトリナデシコからしたら、受粉をしてくれるわけじゃない蟻は、お邪魔虫だったでしょうからね。精一杯の抵抗なのでしょう。
そんな『ムシトリナデシコ』の花言葉は『罠』『未練』です。
粘液で虫の侵入を防ぐのは、まさしく罠ですし、見方によっては虫を捕らえようとするのが未練にも見えるのかもしれません。
ところでこのムシトリナデシコ、よく目にするのが濃いピンクの花だと思います。秋の撫子に似た花色ですね。ピンクの他にも白もあり、色別に花言葉もあるんですよ。
赤色……青春の恋
白色……裏切り
おそらく、赤が濃いピンクだと思います。この花言葉、一見すると青春と情熱の赤だとアンバランスに見えますよね。でも、その意味は「罠にかかった恋」だそうです。若いと甘い誘惑に負けたり、騙されたりなんてこともありそうですからね。気を付けて!という願いを込めた言葉なのでしょう。
白は赤いムシトリナデシコと対をなすように、逆の見方をしてつけられた言葉でしょうね。罠にかかる人がいれば、かける人がいる訳ですからね。
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