花言葉 ブッドレア

 今日は青空が綺麗な秋晴れです。

 早朝、冷たい空気に身震いしましたが、日が高くなるにつれて秋風を気持ち良く感じるように。久々に洗濯物がふっくらと乾きそうですね。


 先日、秋の色の話をしました。

 赤、茶、黄色、紅葉を思い浮かべがちだけど、紫も秋の色だよね、という話です。

 10月20日の誕生花『ブッドレア』も紫が美しい花です。白や青い花色もありますが、紫が印象強いと思います。

 開花時期は夏から秋までとなりますが、花の数が減る秋でも、華やかで甘い香りを届けてくれます。


 和名は房藤空木ふさふじうつぎ。藤の花を思わせる小花が房となり、空木うつぎに似た低木を彩ることから、そう呼ばれたそうです。

 花の房から届く甘い香りは蝶を呼ぶことから、海外ではButterfly bush蝶のための茂みと呼ばれるそうですよ。


 たくさんの蝶が羽を休める花姿は、遠目に見たらおとぎ話の挿し絵になりそうで、ステキだと思います。蝶が苦手な私は、ちょっと近づくのが怖いなって思っちゃうんですけどね。


 蝶が近くに寄ってこなければ良いのですが、なぜか、すぐ頭や肩にとまるんですよね。

 不思議に思ってネットで原因になりそうなことを探したことがあるんですが、どうやら、ヘアスプレーに含まれる芳香に、蝶が好むものが含まれてるみたいです。

 花を探しにいくときは、髪を整えるのにスプレー使わない方が、私的には安全なのかも。


 でも、花と蝶に囲まれた映える写真を撮りたい方は、しっかりヘアスプレーで髪形を決めて、お出かけすると良いかもしれませんね。


 蝶に愛される『ブッドレア』の花言葉は『恋の予感』『あなたを慕う』です。甘い香りに誘われて、蝶の恋は叶うのでしょうかね。


 ちなみに、ブッドレアという名前は、イギリスの聖職者で植物学者のアダム・バドルにちなんでいるそうです。

 スコットランドの医師で植物学者だったウィリアム・ヒューストンが、彼の名をつけようと希望したそうですよ。

 18世紀と言えば、世界で様々な植物を収集するプラントハンターが活躍した時代だったと思います。アダム・バドルとウィリアム・ヒューストンの間には、植物を通じて、深い交流があったのでしょうね。

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