花言葉 オミナエシ

 摘めたい空気を吸い込むと、咳が止まらなくなって困った日々を過ごしています。

 幼い頃、風邪を引くと最後まで咳や鼻に症状が残ったことを思い出しました。それくらい久々に、後遺症と言うか、治りの悪さに悪戦苦闘しています。


 冷たい雨が降っていて、どうも散歩の気分にはならないのですね。青空が戻ったら、秋の花を探しに公園まで歩きたいものです。

 きっと、9月6日の誕生花『オミナエシ』も愛らしい黄色の花を咲かせていることでしょう。

 秋の七草でもあるオミナエシは、古くから愛され、日本各地に自生しています。見たことがない方はいないかもしれませんね。


 漢字で書くと『女郎花』となりますが、名前の由来がちょっと面白いんですよ。

 オミナエシの咲いている様子が粟飯あわめしの粟粒に見えることから、女飯おみなめしと呼んだそうです。それが転じてオミナエシになったとか。

 あるいは、おみな=女性、えし=し、という意味で美女を圧倒する美しさから名がついたと言われてるそうです。


 粟飯説の方が、個人的にはしっくり来ますね。

 でも、花言葉は『美人』『はかない恋』『親切』になるので、美女を圧倒する美しさ説の指示が高いのでしょうかね。


 このオミナエシの仲間には、オトコエシがあります。白い小花で花姿が似てますが、オミナエシより少し茎が太かったり、オミナエシよりも気持ちごついというか丈夫そうな印象ですかね。

 女性を表すオミナエシに対して、男性に例える名をつけたのでしょうかね。


 他にも、オミナエシの仲間で、童話にも出てくる植物があるんですよ。

 ノヂシャです。聞いたことないですか?では、ラプンツェルでしたらどうでしょうか。

 和名をノヂシャといい、栄養価が高く、海外では妊婦さんに食べさせる風習もあるそうですよ。

 童話ラプンツェルも、魔女の庭に咲く野菜を王妃に食べさせますよね。そして生まれた王女の名前は、その野菜ラプンツェルになるわけです。


 秋から冬にかけて出る若葉が美味しいそうですよ。サラダにして食べるんだとか。

 道端を歩いていると、意外と咲いているんですよね。幼い頃、おままごとで摘んで遊んだ記憶もあるんですが、本当に食べられたとは驚きです。

 どんな味がするのでしょうかね。

 ちなみにオミナエシの根は漢方に使われるそうですよ。

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