花言葉 ザクロ
ザクロの実は美容や健康に良いと、近年、スーパーでも売られるようになりましたよね。流通量は少ないとは思いますが。
子どもの頃、庭になるザクロの実を食べたことがあります。酸っぱくて種ばかりで、特に美味しいと感じるものではなかったです。ただ、北関東でしたし、日照時間とか夏の気温とかが適正でなく、美味しい実がならなかったのかもしれませんけどね。
ザクロの実って、粒がキラキラして綺麗なんですよね。木の枝先でぱかっと割れてるのは、なかなか見映えがいまいちなんですが……
解したザクロの粒を、グラスに水と一緒に入れ、日差しや電気にかざすのが好きでした。
赤い粒が、宝石のようにキラキラするんですよ。
そんな『ザクロ』の花言葉は『円熟した優雅さ』です。ザクロの花って少し小さいんですけどね。とても鮮やかなオレンジ色の花なんですよ。
これは、ギリシャ神話に出てくるペルセポネがザクロを食べたことに由来しています。ペルセポネの美しさを表した言葉なのでしょう。
ザクロの実にも花言葉があって、そちらは『結合』『愚かしさ』です。結合は、実がぎゅむと集まった様子から来てますが、『愚かしさ』は『円熟した優雅さ』と同じく、ギリシャ神話に由来します。
冥界の神ハデスは、豊穣の女神デメテルの娘ペルセポネに恋をしました。思いを募らせ、ついには連れ去ってしまいます。
ペルセポネが強奪され、怒ったデメテルは何とかして娘を取り戻そうとします。
ですが、ペルセポネは冥界の果実『ザクロ』を食べてしまっていました。
冥界の食べ物を一度でも口にすると、完全には元の世界に戻れなくなる決まりがあるのです。このことで、ペルセポネは1年の三分の一を冥界で過ごすことになりました。
ペルセポネのザクロを食べた行いから、『ザクロの実』に『愚かしさ』という言葉がつきましたが……果たして、ペルセポネは何も知らずにザクロを食べたのか、はたまた、ハデスが騙して食べさせたのか。
愚かしいのはどちら、なのでしょうね。
毎度思いますが、ギリシャ神話の神様って、凄く人間味があって恋のエピソードが多いですよね。それも、昼ドラも真っ青な、愛憎劇。
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