執筆話題 助詞に気を付ける

 毎日のエッセイを書いていて、特に注意するようになったことがあります。それは『助詞』の使い方。

 注意しているはずのエッセイでも、ちょいちょいミスってますけどね。


 小説では特に、勢いで描写することが多いです。説明しなきゃ!と意気込むことも。

 分かってほしい気持ちが空回りし、伝えたい言葉を助詞で繋ぎすぎてしまう。そうなると、読み手が理解しないままに話が進んでしまうんですよね。結果、読みにくさに繋がるわけです。



 日本語って不思議ですよね。

 主語が抜けていても文になっちゃうんですから。それどころか、助詞を使えばいくらでも長くすることが出来るんですよ。

 だから、読みにくい文も出来上がるんですけどね。


 過去の小説を読み返すと、助詞の使い方で気になる点がちらほら。下手さに思わず笑ってしまうことも、しばしばです。


 私に関しては、特に『の』や『を』の使い方に注意が必要だと感じました。

 一文に『の』が三つもあった時は言葉も出ませんでしたね。そりゃ、読みにくくもなります。


 『の』や『を』は使い勝手が良いですからね。気を付けないと乱用することになります。でも、減らすのって一筋縄じゃないんですよ。


 まず、長くなってしまった文の中で、何が最も伝えたいことかを考えます。そして、重なった助詞の中で最も残したいものを選びます。伝えたいことが二つあるなら、文を二つにするか、他の表現法方を検討します。


 いやぁ、やってることを文字にすると、なかなか時間のかかることに見えますね。

 実際、時間はかかりますし、まるっと文が変わることもあります。

 最初から気を付けて書けば、校正に時間が取られることもなかったのでしょうけどね。


 いやはや、助詞の使い方に着目するが遅かったですね。学生の頃、文法を疎かにしたからかな?

 厳しい眼差しでチェックしてくれる友人がいると助かるのでしょうね。



 助詞の他にも気を付けないといけない点はありますよね。

 最近は大分減りましたが、読点の使い方とか。

 ついつい読点でぶったぎり、あれこれ繋いで一文が長くなる。結果、読みにくい長文になったりね。


 あるプロの作家さんなんですが、見事に読点を使わないんですよ。地の文みっちりです。でも、私は読みにくさを感じなかったんですよ。

 その方の小説を読んで、読点を減らして良いんだ!と気づいたんですけどね。

 実践はなかなか難しいです。


 まだまだブラッシュアップは続きます。

 頑張るぞ!

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