花言葉 ホテイアオイ
暑い夏に日傘をさして、池のほとりを歩いたら絵になりそうですよね。池には浮草が広がっていて、見た目にも涼やかそうで。
夏の池と言えば、やはり、蓮や睡蓮を思い浮かべるのは、クロード・モネの『睡蓮』の印象が強いからでしょうかね。
近くに池のある公園がなくて残念です。
水草と言えば『ホテイアオイ』も身近ですよね。
葉っぱの付け根が膨らんで浮き袋になってるのが可愛いくて、メダカの水槽に浮いているイメージが強いです。
花なんて咲いたんだ。と思って調べたら、なんとも涼やかな薄青紫の花を咲かせる写真が出てきました!
この花が池に広がっていたら、爽やかな風が吹きそうだし、綺麗なのに、どうして見たことがないのだろう。と思ったら、答えは簡単でした。
『ホテイアオイ』は繁殖力はすごくても、寒さに弱いそうです。生育環境は15℃以上みたいです。だから、水槽での栽培が多いんでしょうね。
さて、そんな『ホテイアオイ』の花言葉は『揺れる心』『恋の悲しみ』です。
『揺れる心』……水面に浮かぶ姿が風に揺らぐ様子が、言葉に現れていますよね。
この『ホテイアオイ』の別名が『ウォーターヒヤシンス』と言うことから、ギリシャ神話の美少年ヒュアキントスの話にちなんで『恋の悲しみ』という花言葉もついたようです。
アポロンと円盤投げに興じていた際、その円盤が頭に当たり、ヒュアキントスは死んでしまいます。それを悲しんだアポロンが花に変えたとも、その流れた血から花が咲いたとも言われています。
西風の神ゼピュロスが二人の仲睦まじく円盤投げをする様子に嫉妬して、風を操って邪魔をすると、アポロンの投げた円盤がヒュアキントスに当たって悲劇が起きた。なんて話もありますね。
どちらにせよ、愛したアポロンの円盤で 死んだという悲劇です。
ギリシャ神話って、美少年に対して悲劇が起きイメージを私は持っているんですよ。この話が、その要因の一つですね。
ちなみに『ホテイアオイ』はミズアオイ科で、ヒヤシンスの仲間ではありません。花も、ヒヤシンスとはそこまで似てない気もしますが、昔の人は似てると思ったんでしょうね。
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