執筆日和～言葉の花束 届けます～

花言葉 ペンタス

　6月も残すところ数日です。

　来月には七夕がありますね。今年は梅雨も早くに明けそうですし、天の川を見ることが出来るかもしれません。

　お願い事、決まっていますか？

　さて、本日6月26日の花は『ペンタス』です。

　またまた名前を聞いたことのない花だと言われそうですね。でも、花屋さんの鉢植えやポッドで見かけたことがあるかもしれません。

　五つの花弁は小さな星のように見えます。赤やピンク、紫に白、温かみのある色合いで、集まってこんもりしている姿がとても愛らしい花です。

　星のような花弁から、星に願うことをイメージしたのでしょうか。

　花言葉は『願い事』『希望がかなう』です。

　願い事なら、おまじないもありそう！

　そう思い立って調べてみましたが、見つかりませんでした。残念！

　星の形をした花に願いを込めるなんて、乙女心をくすぐるシチュエーションだから、おまじないがあれば流行りそうなものですけどね。

　ペンタスの原産地はアフリカのようですし、西洋に伝わったのが遅かったのかもしれません。

　そんな『ペンタス』は、近年流行りのエディブルフラワーでもあります。

　エディブルフラワーって、言い方がお洒落感を醸し出してますね。

　食用花の方が、意味は通じやすいと思うけど、横文字にするだけでイメージが変わるものです。

　食用花で思い出すのは、桜の塩漬けや菊の花びらでしょうか。

　桜は、あんパンにのっていたり、お祝い事の席でお茶として出てくる印象ですね。菊は、やっぱり酢の物でしょうか。

　菊の花弁、真ん中の部分は苦味が強いんですよ。「もったいないと思わず、外側を楽しむのよ」と、祖母に教わった記憶があります。

　新鮮な菊の花びらを丁寧にほぐし、熱湯でさっと湯がき、水でしめる。三杯酢でいただくと秋を感じますね。

　おっと、つい菊の話になりましたが……

　ペンタスの花は、どうやら生で食すのが良いみたいです。クセも少ないようで、サラダやゼリーに添えるのが良いのかも。

　可愛らしい星の花が散らばっていたら、思わず口元が緩んじゃうかもしれません。

　とは言っても、観賞用の花は農薬の問題とかあるでしょうから、安易に口にしちゃダメなんでしょうね。

　一般家庭の食卓に並べるのは難しそうです。

　お洒落なカフェやレストランで、もしも星の形をしたエディブルフラワー『ペンタス』を見かけたら、お願い事と一緒に美味しくいただきたいものです。

　願いが叶うかどうかは、分かりませんけどね。