花言葉 モントブレチア

 見たことあるけど名前を知らない花って多いですよね。今日の『モントブレチア』も、そんな花になります。


 もしかしたら、姫檜扇水仙ヒメヒオウギスイセンの方が聞いたことあるかもしれませんね。

 え、聞いたことない?


 ちょっと検索して写真を見たら「あ、知ってる!」と思う人も、結構、いるんじゃないかしら。

 田舎で育った私は、子どもの頃に見た記憶があります。

 と言う部分には、聞き覚えがありますし、もしかしたら、母に名前を教わったこともあったのかもしれませんね。


 名前の通り、水仙のような花が連なり、しだれています。ツンツンとした葉っぱもちょっと水仙に似ていますね。


 でもこれ、アヤメの仲間なんですよ。


 良く見ると、花の作りもアヤメっぽいです。よくよく考えたら、アヤメの葉っぱもツンツンしていますし……なんとも、紛らわしい名前ですね。


 そんなこうべを垂れている様子から、花言葉は『謙譲の美』と言われています。謙譲なんていうと、仰々しく感じますね。立派な鉢植えに寄せなければならないような気さえします。


 でも、真っ赤な花が咲きほころび、群生となって揺れる様子はなかなかに楽しそうにも見えます。

 そんな様相から『陽気』という花言葉もついたのでしょうか。

 私は『陽気』の方が好きですし、親しみを感じますね。



 モントブレチアの仲間には、サフランがあります。

 そう、サフランライスを作るときに必須の、あのサフランです。


 サフランもアヤメの仲間だったとは、驚きです!


 サフランライスに使う色素は、雌しべを乾燥させたものです。その雌しべがちょっと独特でスパイシーな香りがするんですが、花自体はバラのような香りがするらしいです。実際のサフランの匂いを香ってみたいですね。


 ちなみに、ヒメヒオウギスイセンは、このサフランによく似た香りがするそうです。

 でも、ハーブティーでは見たことがないので、飲用ではないのかもしれませんね。

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