ペットボトル
夏伐
ぺしゃんこ
友達がいなくなる前に言ってた。
俺たちみたいなのはペットボトルなんだって。
最近のペットボトルって力を入れずにぺしゃんこに出来るだろ?
それはさ、皆がそうなるように求めていった結果なんだってさ。
進化なんだよ、って笑ってた。
よくさ、最近の若者は心が折れやすいって言うじゃない?
ゆとりだなんだって。
で、俺もこいつも例にもれず最近の若者なわけなんだよ。
だからこれは悲しいことじゃないよな?
俺は花に囲まれて眠ったような友達を見下ろした。
ペットボトル 夏伐 @brs83875an
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます