バカ王子を身を張って諌めたがために追放の憂き目に会い、身分を捨てた遍歴の騎士――すなわち黒騎士に扮して旅に出るのが本作。
まだ序盤でストーリー部分がどうなるかは未知数ですが、目につくのが骨太の戦闘描写です。見上げるほどの巨大な怪物相手に剣と盾で立ち向かう描写の重厚感と迫力は一目置かざるを得ない魅力があります。ゲームで言えばダー○ソウル的な、ファンタジーとリアリティがほどよく混じり合った内容で、怪物相手に打ち合える主人公のただならぬ実力がビリビリ伝わってきます。
ちょっとしっかり目のバトルファンタジーが読みたいなあ、と思った秋の夜長に、試してみてはどうでしょうか。