読んでいて、情景がブワッと目に浮かぶようでした。蕎麦をすすっているシーン、おばあちゃんへの思い、そして「マルちゃん!!」いやあ、いいなあ。すてきな物語でした。
おばあちゃんとの絆。それを描いた作品です。緑のたぬきはその象徴とも言うべき存在か。しかしながら悔しい思いは私の実生活においても、あったので、共感できました。なぜあのとき、私はこうしなかったのだろう? と。悔しい思いは人それぞれにあるとは思いますが、私はたくさんの後悔があります。その一つがおばあちゃんとの思い出。心苦しくなります。そんな後悔を、この作品に感じました。