突然いかがわしいモンスターになった男の丸呑みプレイ

ミレニあん

グジュグジュ……ヌルヌル……

 目を覚ました後、俺は鏡を見て驚愕した。


 筒状でヌメヌメとした軟体生物じみた身体。手足は一切なく、上部には人間1人入れそうな口がある。

 

 紛れもなく人外。どこをどう見てもモンスターだ。

 例えるなら某ファンタジーゲームに出てくる『盾食う虫も好き好き』な気色悪い奴だ。


「…………」


 どうしてこうなった。どうしたらこうなるのだ。


 いったん整理しよう。まず自分はいつものように残業をした後、そのまま我が家であるアパートに着いた。

 シャワーを浴びて、軽く自分で作った夕食を食べて、歯磨きをして、それから明日に向けてベッドに寝転んだ。


 ……駄目だ、こうなった理由が全然見つからない。


 というか我ながら気持ち悪い姿だ。ブヨブヨうねっているし、口から唾液か粘液が出ている。

 こんな姿で人前に出たら、大騒ぎになって警察沙汰になるのは想像に難くない。下手をすれば射殺されてもおかしくないだろう。


「……プルル」


 ――ひと時考えてから、俺は自分の部屋を出た。

 ちなみに「……よし」と独り言を言ったつもりだったが、プル……としか言えなかった。声帯の方も変わってしまっているらしい。

 

 俺自身が導き出した結論。それは可愛い女の子を丸呑みプレイする事。

 なんでそこ? と思うだろう。普通なら元に戻る方法を探るのが先だと。


 ただよく考えてほしい。

 この姿は人間をひと吞みできそうな形状をしている。ズバリ丸吞みプレイが出来るという事。

 丸吞みプレイは割と好きだし、たんと楽しまなければ。警察だの射殺だのは後から考えればいい。


 そんな訳で、隣に住む櫻木花さくらぎはなさんの部屋へと向かっていった。

 櫻木さんは今月引っ越ししてきたばかりの女子大生で、ウェーブのかかった黒髪が特徴の可愛い子だ。大人しくも清楚で、よく彼女からおすそ分けのおかずをもらったものだ。


「プルル……!」


 ――バタッ!

 

 俺は扉を開け、櫻木さんの部屋へと突入した。

 するとそこには、バスタオルをまくった一糸纏わぬ櫻木さんの姿。


「!!? ば、化け物!!?」


 どうやらシャワーを浴びた後らしい。


 タオルから櫻木さんの胸が覗かせているが、それがほどよく実っている。鷲掴みすれば溢れるだろう果実。

 シャワーでほんのりピンクに色づいた肌もいい。前々から色白で綺麗だと思っていたが、そこにシャワー上がりというシチュエーションが加わって艶かしい。何よりしゃぶりたくなるその生足。


 ああ……丸呑みしたい。自分の中でグジュグジュしたい。


 彼女が悲鳴を上げているが、そんな事はどうでもいい。

 元の姿に戻れるだろうかという不安も、俺の中からとうになくなっていった。


「プルル……!」


 腰を抜かしている櫻木さんへと飛び掛かる。

 彼女が背を向けて逃げようとしたので、その生足1本を食らいついた。そこから吸引力を利用し、少しずつ体内へと送り込んでいく。

 櫻木さんは俺を蹴って逃げようとするがそうさせない。残りの足も頬張って、身動きを取れなくする。


「い、いやぁ!! 助けて!! やぁ!!」


 助けを求めても無駄だ。このアパートは防音性が高い。

 それにしてもこの足……美味しい! ほんのりと匂うシャンプーの香りとお湯の味……この子、いいシャンプーを買っているな?


「きゃあああ!! ……あっ、んん!」


 やがて両足を呑み込んで下半身へと。 

 股間、お尻、へそ辺り……俺の体表にくっきりとそれらが浮かんでいるのが分かった。スタイルのいい身体が体表から浮かんでいるというシチュエーションがまた格別。

 さらに感触のせいか、櫻木さんが感じている様子。泣きそうにながらも喘ぐなんて……なんてエッチな子だ。

 

 ……グジュ……グチュ……。


 俺は唾液を絡ませるように下半身をしゃぶりつくした。さらに弄ぶように締め付けるなどして、とことん彼女をいじめる。

 彼女は嫌々と首を振りながらも顔を赤らめた。


「いや……駄目……! 気持ち……悪い……! ん……」


 漏らされる彼女の性的な吐息。

 ますます興奮した俺は、一気に胸元を呑み込んだ。彼女の胸が体表に強調するように浮かび上がる。ますますエロく、何よりも柔らかい。

 胸を揉むように自分の身体をピストンさせれば、櫻木さんから大きな声が出る。


「んあ! あっ、あっ! はぁっ!」


 これだよ、これが俺が夢見た光景!

 身体ごと呑まれて自由を奪われた女性が、その丸呑みした生物によって凌辱されていく上級者向けフェチプレイ!


 恐怖と焦りでにじみ出ただろう櫻木さんの汗と、予想通りの柔らかい肌。 

 今まで味わったどんなご飯よりも、美味で素晴らしい。


 そしてこの胸の弾力さ。ふわふわとしているというか、全てを受け止めてくれるような瑞々しさ。女性の胸というのはこういうのものだったのかと感動すら覚える。


「お願い……やめて……」


 明らかに人外である俺に対して、櫻木さんが懇願をしてくる。

 恐怖で声が震えて、目じりには涙が浮かんでいる。そんな姿を見てしまったら……。


プルル……いただきます……


「ん゛んん!?」


 顔を含めた全身ごと、自分の体内に収めた。

 体内に入った櫻木さんの身体は、まるで真空パックにされたように俺の体表に浮き出ていた。さらにうめき声を上げながら身体を蠢かせている。


「ぐう……! んん! ……あ゛っ……!」


 ああ……俺の中で櫻木さんが動いている……。

 息苦しさの中、必死に脱出しようともがいている……。まさに上級リョナプレイ……。


 時折、破ろうと顔や手が体表から突き出ている。でも大丈夫、ちゃんと空気を送り込んでいるので、窒息死する心配はないはずだ。


 と、ここで良い事を思い付いた。

 中で蠢いている櫻木さんを顔だけ出した。ぐったりとした顔にはべったりと粘液塗れで、ハァハァと息を吐いている。


「……ハァ……ハァ……お願い……出し……んぐ……」


 かすれた声を出していたが、すぐに中に引っ込ませた。

 それから数秒してまた顔だけを出す。


「助……け……んん……」


 また中に収める。


 中々乙な感じだが、これ以上は可哀想なのでこれっきりにしておこう。

 そうして中で弱々しく動く櫻木さんに、粘液を絡めるように味わっていく。そのうめき声に苦痛さが増していった。


「花~、そろそろ出かける時間だけど」


 その時、突然ドアが開いて女性が入ってきた。

 櫻木さんの友達だろうか。清楚な櫻木さんとは正反対に活発そうな表情をしている。茶髪のショートもそれらしさを拍車をかけている。


 彼女が俺を見るなり固まってしまった。

 俺も人に見られて動揺してしまったが……。




「んんんんんん!!!」


「んぐ…………うご……」


 櫻木さんの友達も丸呑みしてもらう事になりました。

 しばらく苦しんでいた櫻木さんの友達だったが、ほどなくして櫻木さんと抱き合ったり何かイケない行為をした事を手を取るように感じた。

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