冒険者がいて剣と魔法で魔物などと戦う異世界ですが、話のメインはその裏方とも言うべき武器屋、魔法道具屋、酒場というか料理屋、防具屋の看板娘たちの仕事の様子です。

しかしみな一癖も二癖もあり（料理屋の娘を除く）、客に説教しながら売り物の説明をしつつ売りつけます。冒険活劇の舞台裏を見ているようで、勇者が活躍するようなお話に飽きたら一度読んでみてはいかがでしょうか。

　なんせ、客にあった戦闘スタイルや技量まで見抜いて武器を選んでくれる武器屋に「モノホン」の魔導師の魔法道具屋、とんでもなく旨くてあり得ないくらい衛生的な料理屋、仕立て直しの丁寧な防具屋が揃ってるからねえ。拠点にするには持ってこいさね。
　しかも看板娘がみんなべっぴんさんと来た。むさ苦しい冒険生活の中の目の保養も出来るオマケつきさ。おっとヘンな気を起こすんじゃないぜ？
　娘っこだからって舐めたマネ働いたらどの店でもただじゃあすまねえ。まずはその色目を捨ててから、身だしなみを整えて顔出しな。セイジツな商売を心がけるこった。
　お前はどうなんだって？　やだねえお兄さん、こいつは痛い目見た経験からくる忠告ってヤツさあ。
　

とある街の武器屋の店主である女の子が最初の主人公です。
現在３９話まで掲載されておりますが、魔法師の女の子、料理人の女の子、防具屋の女の子と４人の主人公が登場しております。

物語は各主人公ごとにエピソードが用意されており、日常的な問題に立ち向かう流れです。
英雄・ハーレムとかの要素とは無縁で、多くの読み手が望む結果となるので、安心して読み進められます。

気軽に楽しく読み進めたいという読者様にお勧めの作品です。
一読してみてください。