12ドキッ〜キミにずっと会いたかった

あたしはめちゃくちゃく、


緊張している中、イヤホンを確認して

ちゃんと耳隠れてないかもチェック

して配置にいついて、


仁愛くんの来るのを待って


「おーい、」そう声がした


声のする方を見ると、


伊達メガネに黒のキャスケット、

十字架の揺れるイヤリング、して

白のインナーに、ジージャンを着て

黒のスキニーパンツに、

おしゃれなショートブーツを履いていた


仁愛くんがいた、


「仁愛くん!」そう言うと、仁愛くんは


あたしの前に来て、緊張がより一層ました


でも目の前の仁愛くんは、走ってきたのか


すごく髪型がボサボサで、


仁愛くん、そう言って近づいていき


背伸びして、手を伸ばし


仁愛くんの髪の毛を直す


直していると手を止めるように捕まえて


あたしは覗き込むように、


仁愛くんを見ると、


「会いたかった…はぁ…何でか知らないけど…

キミに…ひぃ…会いたかった…はぁ」


そう、息を切らしながらそう言っている


「なんで?」


「キミが…」そう言いかけてどうしてか止めた


「ん?」あたしが首をお傾げると


「何でもない」そう言った


その時のキミの顔は、息を切らしながらでも


一瞬…だけ真剣な表情になった気がしたんだ


「ねぇ、で話って?」そう聞いてきた瞬間


『おまたせぇ、』イヤホンから


綺羅にぃの声がした


『ねぇねぇ、先にジェットコースター乗ろうよって言って』


イヤホンから、指示が送られてきた


「ねぇその前にさぁ、ジェットコースター乗らない?」


「ん?」と言ってその時顔を上げて

目を輝かせて


「ジェットコースター?」そう言ってきた


「じゃぁ行こ!」そう言ったとたん、


嬉しそうに、まるでおもちゃを与えられた

子供ものように、走る


「えっ!」そう言ったあたしの声にも気づかないのか、全力で走る


『仁愛は大のジェットコースター好きなんだ』


(へ〜そうだったんだ)


そう思いながらジェットコースター乗り場まで行く


「あっ!」


そう言ってあたしの手を掴んでるのに

気がついて


「ごめん」手をはなす、それがなんか


(可愛い)って思ってしまう


何だかすごく、意外な一面を垣間見た気がした


「あの〜そんなにジェットコースター好きなんですか」


あたしが話しているのにもかかわらず

それを聞いていないのか「ねぇ」そう言って


「何ですか?」


「あのさぁ前から言おうと思ってたんだけど

敬語やめない?」


「でもっ!」下向き加減に上目遣いをして

そう言うと


「可愛い」そう聞こえた気がして


「え?今なんて言いました?」


するとあたしから視線を外し顔を隠すように

そっぽを向いて


あたしが顔を覗こうとすると


「ちょっ!」そう言ってまたそっぽ向かれた


『これはもう』イヤホンから春くんの声が流れてきて


『惚れたな』そうさっくんの声が聞こえてきた


(あたしに惚れるなんてあるわけないじゃん!)


何かの間違いそう心で叫ぶ


「とにかく、タメ口で」


あたしは戸惑いながら頭縦に振る


そしてあたし達の番がやって来た


すると、伊達メガネと帽子を外して

バッグのにしまう


あたし達は前から2番目の席に座った


乗ってる間中仁愛くんは楽しそうで


あたしはでも、下に降りる時、


仁愛くんの手を、ギュッと握った


すると怖いながらも、気のせいかもしれないけど少し視線を感じた


そして、降りたところにさっきの写真を打っているとこらがあり


写真はさっき出て来たばっかりで


みるとそこには紛れもなく、怖くて


手を掴んだあたしとこっちびっくりした顔の

あたしを見つめる仁愛くん


その写真を見て


「あっ!さっきはごめんなさい」


そう謝ると、


帽子と伊達メガネを付けながら


「びっ…びっくりしたよ」


『すごいね、キミ』


イヤホン越しにそう聞こえる


(いやっ!なにがすごいのか分かんない)


とにかく、その写真を買う


『ねぇ』イヤホンから、声が聞こえてきた


『あのジェットコースターだたとこの、ベンチにさぁ座って、本題入ろうか』


そう、綺羅にぃの真剣な声がする


「ねぇ、」そう言って仁愛くんはこっちに向いて


「あだ楽しみたいけど、やっぱ…話しておきたい」


「どうしたの」


ジェットコースターを出た所に


ベンチがありそこに座った


「オレ…何となくだけど…分かる…キミ…

間違えてたらごめん、いやっ…これは確信かな…美咲ちゃんでしょ?」


仁愛くんの目には少し涙が滲んでいた


「なっ…何で…!」


「オレさぁどうして惹かれるのかなぁ…って…考えてたんだ」


真剣な表情で、話す仁愛くん


「オレさっ、、今まで…こんな事なくて

ずっとそっくりさんなんだって思おうとした

けど、弟に言われたんだ、オレと一緒で撮影

してたとこ見た男の子がいるって」


淡々と話す仁愛くんに


「最初は、「撮影?!」って思ったけど…

そこがどこかわからなくて、だけど昨日、

そのこがあげたお菓子を、教えてもらったんだ」


(はぁ、失敗か全部あたしのせいで)

あたしずっと変わらず好きなんだよねぇ


「そしたら、気づいた、キミ本人だって」


するとイヤホンが


『はぁ失敗かと声が聞こえてきた』


みんな残念がてる


『今そっちに行くから』


そイヤホンから聞こえたと同時に


「なぁ、美咲ちゃんずっとキミに会いたかった」


そう言ったと同時くらいにカメラと、

ファスタの全員が現れて


「は〜い、ここまで」


春くんがそう言って


「今回の新たな企画は、失敗に終わりました」


すると、仁愛くんの顔は真っ赤なり下を向く


「はぁみなさん、この子に見覚えある方いませんか」


そう綺羅にぃが隣に来て、そう言った


(嫌な予感する!)


「そう愛撮あいどる美咲みさきちゃんです、」


綺羅にぃはそう言って


「今回が再出発の番組となりました」


(はぁ?あたし…)


耳元で、綺羅にぃは


「みぃちゃんがなに考えてるかなんて、お見通し」


撮影中だからか、笑顔でそんなこと言われて


めちゃくちゃ怖かった


「えっ!ホントに?」


そう仁愛くんが、顔をあげて嬉しそうに

言った


「そう、うちの事務所からね、」


有無を言わせない、綺羅にぃの言葉に


「はっ…はいっ!そう言ってしまった」


イヤホンから聞こえる、「えっ!ホントに」


ほうちゃんの嬉しそうな声


あたしは綺羅にぃの策略にどうやら


ハマってしまった………のだった


そしてあたしはその後


フェスタのいる事務所で…


お世話になることになった


両親と仲良くなった


これは、良かったのか悪かったのか


でも綺羅にぃやみんなのおかげなんだ



そして今私はみんなのおかげで生きてます。




ドッキリ恋から始まった、お・わ・り

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ドッキリ恋から始まった 恋愛楽〜leara @Lovehope

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