肉級さん
長らく読みたいと思っていた作品、ようやく拝読できましたが、しおりさんの謎解きも構成もラストもとても面白かったです!
ざっとタイトルを見て、もう最終話が早く読みたくて仕方ありません。
個人的なことで申し訳ないですが、私は自分の作品の中で「幽霊の生存戦略」を描き、雨女で例えると「なぜただの女の霊ではなく雨女になったのか?」という点にクローズしました。
主人公は「怪談を考察する」という同じ行為をしていますが、この一話では拙作とのアプローチが真逆だったので、その点も興味深く楽しめました。
ゆっくりと大切に読ませていただきます!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
まさか、初雪様からコメントまでいただけるとは思っておらず、小躍りしております。
当初はただただ、怪談を書こうと思っていたのですが、雨女という怪談を書いた時、あまりにも出来が悪かったのです。
何故、面白くないのか自分なりに分析していた時に、「怪談の謎解き」というテーマを思いついたのです…。
つまりは、苦肉の策であります。
そんな小説を評価いただき、嬉しい限りです。
今後とも、よろしくお願いいたします。
バーを舞台に怪談が語られるという設定、雰囲気があってすごくいいですね。
マスターの語り口にリアリティがあって、本当にいそうな感じに惹きつけられました。
恐怖の仕組みを理論的に説明した後、理論では説明できないどんでん返しが来るところがとっても粋だなぁと思いました。
作者からの返信
ありがとうございます。
これからも細々と書いていくので、何卒よろしくお願いします
釣舟草さんの紹介で、気になって来ました。気づいたらここまでノンストップで読んでしまっていました……すごく面白いです。
怪談を考察するという観点で書かれているのが興味深く、文章も語りも上手いので、意識をこの話に引き込まれ、一緒にお酒を飲みながら話を聞いている感覚でした。怪談が生まれる経緯や、怪談に必要な要素などの説明にも説得力がありました。凄い……。
最後の展開もとても好きです。常連のお客さんには一見さんが視えていたこととか、色々気になったところもあって、続きが気になります。