第9話 coffee break<1>
2021年10月から連載していたこの『白川紺子さんの『後宮の烏』を、老婆の蘊蓄(うんちく)と思い込みで読み込む』ですが。
51話ですでに完結させていたものの、エッセイとしての纏まりの悪さと文章の拙さが、ずっと気になっていました。それで開始当時より、3年の月日は過ぎ去っていたのですが、今回、初めから見直して書き直しています。
一番気になっていたのは、文章が『だ・である調』と『です・ます調』の混合になっていることです。初めは『だ・である調』で書いていたのですが、なぜか、途中から『です・ます調』になっています。
『だ・である調』と『です・ます調』を、ネットで調べてみますと。
『だ・である調』の正式名称は常体。断定することにより、説得力のある文章になるのが特徴です。そして、『です・ます調』の正式名称は敬体。語りかけるような文章になるため、読みやすく親しみやすい文章になるのが特徴だとか。
「そうなんだ!」と、あらためて納得しました。
書いているうちに、だんだんとその内容に自信がなくなり、『だ・である調』から『です・ます調』に、文章が変化していったに違いありません。(笑)
それにこのエッセイは論文でもなく、何かを証明したかったものでもなく。
自分はこんなふうに思うと、だらだらと書き綴りたかっただけの内容でもありますし。
それで今回、全体を『です・ます調』に統一することにしました。
酷暑の中、やっと、8話まで書き直しが終わりました。
それで思うことは、「私って、ほんと、何も知らない何もわからない中で、手探りで、中華ファンタジー小説を書いていたのだなあ」ということです。
しかしながら、カクヨムを利用させてもらって、ただひたすら書いてきたのは、中華ファンタジー小説だけ。
それを6年も続けていますと、今では、「中華ファンタジー小説を書くのに、歴史や生活習慣や語彙など知らなくても、適当に誤魔化せる!」とまで、言えるようになりました。
なんとまあ、偉そうになったものです。(笑)
今回、書き直すにあたって、あの頃を懐かしみつつ、初心に戻ってもう一度いろいろと学び直そうと思っています。
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